今回の旅で一番と言っても過言じゃないくらい楽しみにしてた場所、秋田駅から15キロほど離れた場所にある国際教養大学(AIU)の大学図書館である中嶋記念図書館に行ってきました。


 

アクセスに関しては、一言も二言も言いたいので別にまとめます。

 

ここは日本国内の図書館で最も美しい図書館と言われていて、全国のお洒落な図書館や綺麗な図書館ランキングでこの中嶋記念図書館が入ってなかったら秒でモグリ決定と思っていいくらい、有名な図書館。

 

図書館をちょくちょく周り出して、ここの図書館の存在は早い段階で知っていたけど、流石の秋田、中々足を運ぶチャンスがなかったんです。

 

大学は今は夏休み中なので、キャンパスを歩いている学生さんもチラホラ程度。

 

キャンパスは山というか丘の中間みたいな場所にあって、多くの緑に囲まれていてなんだか海外の大学のキャンパスにいるみたいで素敵だね。


 

この図書館の特徴の一つとして、24時間・365日オープン!!!

 

AIUで学ぶ学生さん及び教職員の方は、お盆だろうが正月だろうが、調べ物をしたくなったり勉強をしたくなったら、いつでもどんな時でもこの図書館に来ることができるんです。

 

すごいサービスじゃない?、これ。

 

因みに、僕らのような大学に関係ない一般の人は利用できる時間は決められています、あしからず。

 

建物のエントランスには利用時間についてのアナウンスの立て看板があり、僕らは10:00amから18:00pmまで本日は利用していいみたいです。


 

図書館に入って、いつものごとくスタッフさんに撮影の許可を願い出ると、特に申請などなくても撮影しても良いとのことでした。

 

ただし、夏休みといえども学生さんが既に来館して勉強されているので、撮影はシャッター音なしで、そしてもちろん本人が特定できるような人の写り込みの写真はNGという注意付きです。

 

そして奥に進むと、有名なこのコロセウム型の空間。






 

すごい・・・。

 

絵というかCGみたいだ…


思っていたよりは少し小さい空間だったけど、いい意味で緊張感のあるアカデミックな雰囲気が素晴らしい。

 

(因みに僕が、思っていたより小さく感じた理由は今になって分かったんだけど、ネットで画像検索した時に出てくる写真の多くが魚眼レンズで撮られていて、実際よりすごく広い空間に見えてました・・・)

 

これまで行ったどの図書館よりも無音で、そして僕自身が何よりも緊張した。

 

この空間は普通の図書館というより、学生さんの自習場所としての意味合いが主たる目的の空間のようです。

 

『中嶋記念図書館』で画像検索するとほとんどがこのコロセウム型のハーフ・アーチの空間がヒットするんだけど、図書スペースはそれだけではなく、こういう小説のブック・タワーがあったりして、いいなぁ・・・学生さん、これらの小説をタダで読めるんだもんね。



 

どんな小説が並んでいるのか見ていたら、いわゆる名書と言われるものが多めなんだけど


 

塩野七生さんの作品群になぜか下川さんの『5万4千円でアジア横断』が混じってたり(笑)

 

塩野さんは中学生のときに『ロードス島攻防記』で知って大好きになった作家さんの一人で、他にも『レパントの海戦』とか『コンスタンティノープルの陥落』など代表作はほとんど読んだなぁ、懐かしい。

 

下川裕治さんもアジアを中心としたおもしろ旅行記を沢山書かれていて、20代の頃ブックオフで買いまくったなぁ。

 

この人の凄いのは20年近く徹底して貧乏旅行をベースにした小説を何十冊って出してて、そのブレないスタンスは尊敬に値します。

 

そして、いつものチェック・ポイント、旅行関係の棚に移動すると

 


定番の地球の歩き方が置いてあったり、旅行記の方に目を移すとあまり多くはなかったんだけど、


 

へぇ、高城剛さんの本とか置いてあるんだ。


 

とにかく。

 

とにかく、図書館巡りで一番来たかった図書館に来れて、大満足です。

 

次はどの図書館に行こうかなぁ。

 

いつかはやっぱ地元佐賀の一世を風靡した武雄市図書館も行っとかないとね。