昨年来た時は開館時間に間に合わず入れなかった秋田県立美術館。
言わずと知れた安藤先生の設計です。
エントランスの庇(ひさし)の部分に経年の為か若干ヒビが入っていたのを修繕した跡が残っていました。
僕が見たい作品はただ一つ、レオナール・フジタこと藤田嗣治の『秋田の行事』。
秋田の街中を歩けばここそこでこの『秋田の行事』のレプリカを目にする機会は多いんだけど、ぜひ本物を見てみたい!
館内は写真撮影は禁止なので街中にある『秋田の行事』のレプリカを紹介すると、こんな横長の作品です。
受付は2Fにあり、隣がカフェ兼ミュージアム・ショップがあって、そこは撮影OKとのことだったので、パシャシャ。
安藤さんの設計は、僕らのような設計素人にも分かり易い『かっこよさ』なので助かります。
今回、僕は『秋田の行事』一本勝負なので、企画展は見ずに常設展のみの310円。
で、部屋に入ったら・・・・
すごい・・・
そして、デカい!!!
縦が3.65m、横がなんと20.5mの想像以上にデカい作品でした!
しかも、この作品をたった15日間で仕上げたっていうんだから!
こんくらいデカいと芸術バカの自分でも『おおおおぉ』って感動できます。
この本物が310円で見れるなら、だいぶ安いと思うな。
レプリカとは迫力が全然違うよ。
日本ではどうなんだろう、あんまりそこまで認知度は高くないかもだけど、最後国籍を変えたフランスをはじめ世界的にはすごく有名な画家なのにね。
以前、パリに行った時とあるカフェでそこらへんのおばちゃんから、『フォジタ知ってるか?』って聞かれたことがあります。
最初、昔のボスの知り合いかと思って焦ったけど、なんのことはない、レオナール・フジタのことでした。
世界的なオークションで藤田嗣治の作品は高値で取引されていて、去年なんか一枚の絵が10億円で取引されてる割には、日本ではそこまでの人気というか知名度じゃないよねぇ。
秋田駅から歩いて10分くらいと遠くもないし、310円で安藤さん設計の美術館と藤田嗣治の巨大な代表作を見れるのでぜひ秋田に行ったら足を運んでみてもいいんじゃないかな。