今回の旅行には敢えて小説は持って行きませんでした。
電車での移動時間など暇な時間があったら色々と考え事をしようと思っていたので、持ってくのは辞めておきました。
考え事というのは究極の独り遊びみたいなもので、お金が一切かかならないので私はこの独り遊びが子供の頃から気に入ってます。
考えるテーマは人それぞれでいいのだけど私は仕事のこととか人生のことについては、できるだけ、特に旅行中は考えないようにしています。
旅先で何かをみた瞬間やふと閃いた瞬間などに仕事と結びつけて考えることは多少あっても、『よし、そしたらこれから仕事のことを考えるか。』なんてことは一切ありません。
因みに、もしかしたらこのブログは凄まじく長くなる可能性があるので、長文はまぢ勘弁という人は読まない方がいいかもしれません。
それでは。
今回の旅行中も色々と考え事をしたのですが、その中でも『旅行』についてマヂメに考察してみたので、その件について書いてみようと思います。
よく他人様から『旅行、好きですね。』と言われます。
正直言って、『旅行が好きか?』と問われれば、それはそうなんだろうけれども、個人的にはどうも腑に落ちないところがあって、正確には『どこかに行く。』のが私自身の中では正解のような気がしています。
ただし、合コンなどで『旅行、好き?』と女性に聞かれた場合、『旅行が好きと言うよりも、自分的には・・・』なんて言うと面倒臭い人間だと思われるだろうし、そもそも『旅行、好き?』と言う質問の意図は会話を広げるフレーズであって、質問主もそこまでテクニカルな解答を期待してはいないと思われるので、そう言う場合は『そうですね、好きですね。』と答えるようには心掛けています。
一言に旅行と言っても旅行の楽しみは千差万別で、旅先でご当地モノを食べる楽しみであったり、有名なホテルや宿での時間を楽しみ方もあるでしょうし、もちろん観光地を巡る楽しみなど、いろいろな要素を含んだ複合型エンターテイメントの一つであると言えます。
ただ、旅行以外にも例えば『会社が好き』と言っても、仕事内容が好きや会社の同僚さんが好き、提示してもらっているお給料が好き、職場が家から近いから好きなどいろんな要素があるし、彼氏・彼女、旦那さん・奥さんに関しても、顔が好き、体が好き、声が好き、性格が好き、人によっては相手が稼いでくる給料の額が好きなど、人生におけるほとんどの出来事や物事は複合型の要素を持っていることの方が一般的なのかもしれません。
そういえば私が子供の頃に流れていた日産の車のCMで、今となっては信じられないくらいエモい井上陽水さんが出演されており、そのCMのキャッチ・コピーが糸井重里さんの名作の一つ、『くう・ねる・あそぶ』はまさに旅行の要素を凝縮したような素晴らしいコピーで、旅行会社や宿泊施設、交通機関の会社のCMに使われてもおかしくない素晴らしいコピーがありましたね。
それでは自分は旅行の何が好きなのかを冷静に細分化した時に、これまでなんとなく自分自身では気付いていたことではあったけど、今回の考え事をしたことにより、より明確になったと思います。
思いつくままに羅列して書いていこうとすると、一番最初に思いつくのが
・自宅以外で寝るのが好き
もはや旅行じゃなくてもできることなんですが、事実なのでしょうがありません。
数日前にもブログで書いたけど、社会人になってよく都内近郊のホテルに彼女と泊まりに行ってました。
当時は自宅以外に泊まるのが好きと言うよりも、ホテルに、特に世間一般で良いと評価がなされているホテルに泊まった時は、セックスができる可能性が非常に高いと言う個人的経験則に基づいた、自分なりのマーフィーの法則に実は気付いていた部分も否めません。
そう言えばどうでもいいことですが、これまでの人生で『彼女』とラブホテルに行った記憶が一切ありません。
意図的に記憶から消去してるいるというわけではなく、恐らく事実として行ったことはないと思います。
もちろんラブホテルに行ったことがないとは言いませんし、なんなら人生においての一時期は大変お世話になっていた時期もあります。
今はどういうシステムかわかりませんが、当時ホテルによってはスタンプカードを発行していて利用するごとにスタンプがもらえるシステムのラブホテルもあったので、スタンプ集めが好きな私がハマるのも仕方なかったと思います。
ちょっと話がどんどんそれ出してきましたが、今回は冒頭で『長文になるかもしれない。』と断らせてもらっているので、気兼ねなくそれていこうと思います。
この『彼女とラブホに行く』という行為は、自分の中では『ネットカフェで寝る』と似たような感じがして、言葉で説明するのが難しいのですが、カテゴリーで言うと『人間の尊厳』に関わる哲学の分野の問題で、個人的にはどうしても抵抗があります。
要するにこのブログを読んでいる女性とそういうことになることは万が一にもないと思いますが、私が『ちょっとラブホにでも行く?』と言う時は、それは私は無意識に貴女と交際をしたいとまでは思っていないので、くれぐれも注意してください。
確かに思い返すと20代の頃の一人旅ではネットカフェで寝泊まりしたことはあっても、30代を過ぎてから一人旅ではほぼネカフェで寝たことはないと思います。
特に2年前に香港から帰国して以降の旅行では、確実に一回もネカフェを利用した旅行はないと思います。
宿泊施設には毎回できるだけお金をかけないスタイルで旅をする私だけど、『それならなんでネットカフェで寝ないのか?』と思う人がいても不思議ではありません。
実はこれには自分なりの明確な理由があるのですが、それを書き出したらとめどないことになってしまうので、明日以降どこかで頃合いをみて書こうかと思います。
因みに私がネットカフェに泊まらないことに関して、そこに法律的な理由は一切ないのですが、無理やりカテゴリーとしては書くならば、私が泊まる施設は旅館業法の範囲における宿泊施設になるかと思います。
旅館業法では、旅館・ホテル営業、簡易宿所営業、そして下宿営業に分かれていて、一般のいわゆるホテルなどは旅館・ホテル営業にあたり、ゲストハウスやカプセルホテルは簡易宿所営業に当てはまります。
そして、ネット・カフェやラブホテルはというと、その施設が許可取得を行なっているかどうかは別として、法律でいうと風適法(昔でいう風営法)の適応範囲になります。
なので、ネット・カフェが看板・広告などで『一泊○千円』という表示をしていたら、それは違法にあたります。
要するにじゃらんやbooking.comなどの予約サイトで取り扱っているのは、旅館業法が定める宿泊施設だけということですね。
ただ、ちょっと今思ったんですけど・・・話はだいぶ逸れてしますんですが・・・
ネットカフェ版のじゃらんみたいな予約サイトがあったら、凄く便利だと思いませんか?
私のブログを見てる人は友人・知人が多いので恐らくアラフォー世代で『全然便利と思わない。ってか、どうでもいい。』という人が大半かもしれませんが、もし私が20代でお金が無いけど旅行はしたいと思っていて、ネットカフェの予約サイトがあったらガンガン使っていたと思います。
先程、実際ネットカフェの予約について調べてみたけど、それぞれのネットカフェ独自では予約をネットで行なっているところはあるみたいですけど、多くのネットカフェをまとめて検索できて予約を一元化できるようなサイトは、今のところ無いみたいです。
旅館業法でいう所の宿泊施設では無いので『泊数』で管理はできないので、何時から何時までという『時間』での管理になるかと思うんですが、技術的には不可能では無いだろうし、No Showに対しては事前にクレジットカード決済にすればリスクも軽減できると思います。
このネットカフェの一元予約サイトが無いのは、風適法が理由なのか?
それともただ単純に無いだけなのか・・・
もし、単純に無いだけだったら、凄まじい需要を感じてしまうのは私だけでしょうか?
確かに地方に行くと、繁華街が駅から離れたところにあったりで、ネットカフェが駅の近くにあるとは限らないのですが、ほとんどの大都市では駅から徒歩圏内にネットカフェは必ずあるように思います。
正直、東京含めた首都圏でネットカフェを運営してる大手チェーン店数社を一つの予約システムでつなぐだけでも、地方から首都圏に泊まりで遊びにくる若者に絶大な需要があるように思うんですが・・・
最後に、もはやもう旅行とは全く関係ない話になってしまうんですが・・・
これまで日本の小売業やサービス業では『お客様は神様』と言われるように、1対1のフェイス to フェイスの対面接客においては『おもてなし』の精神で世界に類を見ないくらいの素晴らしいサービスを行なってきたのだけど、これが顔の見えない不特定多数の潜在的お客様に対してのサービスや利便性を考え出すと、凄まじく下手くそな国だと思うんです。
結論から書くと、同一業界他社間での共通したサービスってこれまでって、ほとんどなかったように思っていて、少し前からやっと始まりだしたのかな?って感じです。
例えば僕が働いている業界でいうとゾゾタウン。
ゾゾタウンが出来る前からも大手アパレル会社ではオンライン・サイトを構えてはいたのだけど、扱っているのはもちろん自社で扱っている商品だけでした。
それがゾゾタウンができてから、それまで複数ブランドの欲しいものがある場合、各ブランドのサイトをチコチコ見なければならなかったのが、ゾゾタウンを見るだけで数百のブランドを一つのサイトで見れるようになって、お客さんからしたら一気に便利になったと思います。
そもそもゾゾタウンの中にいわゆる大手のセレクト・ショップが入っていて、各セレクトショップが扱っている大量のブランドがゾゾタウンで展開されているんで、それだけでも膨大な数のブランド数です。
こういう風な同一業界における他社間をつなぐようなサービスが進めば、もっともっと利用するお客さんにとって便利になるはずなのに、どうしても日本の会社って『俺が俺が』精神で自社の利益だけを目指すケースが多いんで利用する立場からすると、使い勝手が不便なことこの上なし。
そんな例、たくさんありませんか?
タクシー業界とかでも、スマホが一般的になりだすとどこの会社も競って自社アプリの開発はすれど呼べるタクシーはその会社のタクシーだけで、その上使い勝手の悪いことこの上なし。
Uberはちょっと業種が違うから一概に比較はできないけれど、それでも海外の出張時にUberを使っていて凄く便利だったので、日本もこんな風にいろんなタクシーを呼べたら便利なのに・・・ってずっと思っていました。
やっとこさ業界最王手の日本交通がJapan Taxi(旧・全国タクシー)というアプリをリリースして一部の他社のタクシーも呼べるようになってきたけど、それもついここ数年の話で使い勝手も全然いいとは思えません。
そうこうしてるうちに、中国のタクシー配車アプリの最大手DiDiが大阪での試験期間を終えて今年から東京でもサービス開始しているので、変に同業他社とお客さんの取り合いで争ってたら、お客さん全部持っていかれちゃうんじゃない?
多分、同じ業界の中の他社が始める一元化サービスに参加するというのは、各会社のプライドが許さないんだろうな。
ゾゾタウンが成功したのもアパレル業界の会社がプロデュースしてないサイトだったから、各ショップ・ブランドは参加しやすかったのかもしれないですね。
これが仮にゾゾタウンをどこかの大手アパレル会社がプロデュースしていたら、多分これだけのショップ・ブランドは参加していなかったように思います。
あとは、アップルのiTunes Musicとか。
あんなの日本の会社には絶対出来なかった発想じゃないですか?
youtubeがスタートする前にiPodを開発してiTunes Musicで音楽のダウンロード・配信を広めたのって、やっぱジョブスさんは凄いと思います。
youtubeが先にスタートしていたら、音楽業界は今以上に苦しかったと思うね。
『餅は餅屋』というけれど、これからの時代その餅屋をつなげていくのは餅屋では上手く機能しないような気がします、悲しいかな特に日本では。
ネットカフェの予約一元サイトをきっかけに、こんな旅行とは全く関係ないことを最後書いてしまったけど、これがこうなったら便利なのになぁって思うこと、たくさんありません?
私が最後に思っているのは、病院です、病院。
重症・重体の場合は別として、ちょっとした風邪や体調が悪いときに、どこの病院でもいいからとりあえずお医者さんに診てもらって薬が欲しい時とかに、近所の病院の空いてる時間を一元化して見れて予約が出来たら凄く便利だと思うんです。
特に歳とって病院にかかる回数が若い時に比べて格段に増えた最近は・・・