岩村での観光を終えて再度明知鉄道に乗りエナちゃんこと恵那駅に戻る中途なのですが、時間を少し戻して。

JR恵那駅に着き、明知鉄道へ乗り換えました。


駅のお世辞にも広くない待合室を一層狭くさせているのは、このなかよしたちです。


恵那駅は明知鉄道の始発駅なので、ホームには既に電車が停車していました。



良い色だねぇ。

これぞJapanese RED、朱色です。

この一両編成は電車界のミニマリズムの極み、電車が電車として一番美しい電車の姿をしていると個人的には思います。

恵那駅を出発した時に乗客は12人。

そのうち5人は学生さん。

残りの僕を含めた7人は、全員おっさんでソロ旅客。

そして恐らく、独身と思われます。

加えて全員、完全に100名城スタンパーか鉄ちゃんさんであること間違いないと思われます。

髪型、服装はそれぞれ違うんだけど、滲み出ている雰囲気が皆全て一緒なのです。

みんなね、個性が強すぎる(笑)

皆さん僕より恐らく5歳〜10歳くらい年長の方くらいに見受けられたんだけど、車内で『うーん、この人たちが自分の将来、それも遠くない将来かぁ…』と感慨深いものがありました。

僕の目の前に座ってらっしゃった方は鉄ちゃんさんと思われるんだけど、電車が停車する度に駅についてなのかなんなのか、ずーっと一心不乱に何かしらのメモを取られてて、傍目で見てるとその姿は異様そのもの。

岩村駅では7人のサムライのうち僕を含めて4人のサムライが降車したのだけど、僕以外の3人のサムライとは、もれなく岩村城のある山の中ですれ違う。

やっぱり!って、ちょっと嬉しかったよ、僕は。

たまにふと思うのは、10年後も、自分は独身なのかな?って。