今日はなーんも予定がなかったので、昼前くらいに起きて一日中家でダラダラとしておりました。

 

お風呂で本を読んで、ベッドに戻って本を読んで、そしてまたお風呂で本・・・

 

本は面白いというよりも、暇を潰すのにちょうどいい。

 

好きだと思う、本。

 

でも、ほんと好きだったら多分もっとちゃんと『本を読む』専用の時間を作るような気もする。

 

吾輩の場合は、お風呂はいってる時やることないから本を読むのであり、各駅停車で何時間も電車に乗るから本を読むのであります。

 

会社帰りとかにチェーンのカフェ行くと、びっくりするくらい多くの人が本を読んでる。

 

完全に、本を読みにきてる。

 

ほんと本を読むのが好きな人って、こういう人なんだろうなぁ・・・と思う。

 

そういえば、ちょっと前のもうちょっと前くらいにオシノが本を2冊くれた。

 

誕生日プレゼントは何がいいか?と聞かれて、僕は彼女の誕生日に本を贈っていたんで、それではお言葉に甘えてオススメの本を贈ってもらうことにした。

 

坂口安吾の『堕落論』と中島らもの『世界で一番美しい病気』


 

以前、彼女と本の話をしたその時もこの『堕落論』を何回も何回も読んでるみたいなことを言ってたなぁ。

 

人からススメられた本を読むのは、楽しい。

 

この他人からの『オススメ本』、これまでの経験だと大体2種類に分けられる。

 

一つは、こうやってシノが贈ってくれたように、自分が読んでみて面白かったら読んでみて!という混じりっけなしのオススメ系。

 

もう一つは、自分のプレゼンテーションを含めた『私、こんな本読んでるんですけど・・・・』っていうオススメ系。

 

もっと正確に書くと『私、こんな崇高な本読んでるんですけど、意識高いでしょ?』って。

 

だいたいこういう人がオススメしてくる本は系統でいうと、自己啓発系というかビジネスの匂いがプンプンするようなオススメ本で、基本全然面白くない。

 

『あなたがその本を読んだ。ってことをただ言いたいだけでしょ?』と天邪鬼な僕は思ってしまう。

 

もちろんそういう自己啓発系の本を読むことは全然否定しないんだけど、『敢えて』それを言わなくても、『敢えて』他人にオススメしなくてもいいのに・・・って。

 

そんな人、いる?と思うかもだけど、結構います。(笑)

 

数年前にとある年配の方がいきなりビジネス本を読みだしたらしく『最近この本読みだしたんだけどさぁ、俺の立場だとこんな本読まなきゃなのよ。やっぱエザキくんも社会人なんだからこんくらいの本は読んだ方がいいよー、もうすぐ読み終わるから貸してあげるからさ。』って、見せられたのがジム・コリンズの『ビジョナリー・カンパニー』。

 

見せられた時は、何かのジョークかと思ったよね。

 

めっちゃ有名な名著だけど、その当時でさえ日本語版が発売されてから20年以上経っててさ、それこそ東京で働く意識の高い社会人1-2年目の人なら既に読んでるだろうレベルの本をドヤ顔でススメられても・・・ねぇ。

 

僕は思ったよ、『こういう人が英語ネイティブ・レベル必須の外資系企業に転職する時、履歴書の資格の欄に英検3級って書くんだろうな・・・』って。