職場から自宅まで歩いて帰るとき、途中で疲れてカフェで休憩することが多い。

 

そんなときは、一人でスマホや本を読んでいる人の近くに席を取るよりも、二人組で話をしている人の近くに座ってそんな二人の会話をBGMにカフェラテを飲みながら休憩するのが断然面白い。

 

職場と自宅の帰り道に限定すると僕は基本的にオッシャーなカフェに立ち寄るよりも、チェーン店に寄る方が好きなのだけれども、それぞれのお店の客層にも特徴がある。

 

まずスターバックス。

 

帰り道の途中に数カ所あるのだけれども、まず寄ることはない。

 

何故ならスターバックスでお茶してるお客さんは基本的に意識が高すぎるので、会話をしている二人組が店内にいるとしても世界平和に対してのONE LOVE的な話であったり、高度な社会構造についての話などで隣で聞いていても自分の生活には何の肥やしにもならないどころか、聞いていたらのほほんのほほんと日々を過ごしている自分で申し訳ありません・・・と謝りたい気持ちにさえさせられる。

 

その点、自分のお気に入りは、ベローチェだ。

 

こう言ったら何だが、スタバに比べてどうしようもないお客さんが多くて楽しい(笑)

 

もちろん自分もそんなどうしようもないお客さんの一人だとは認識している。

 

基本的にお客さんの意識の高さはスタバに比べると、ローだ。

 

外角低め、バッターが一番打ちづらいと言われるアウト・ローな客層が多いように思うのは自分だけだろうか?

 

先日、20代後半と思われるサラリーマン二人組がいたので、そこの隣に座ってお話を聞かせて頂いた。

 

話の内容は、上司とそして社長に対しての愚痴。

 

これこれ、まさにこれだ(笑)

 

こういうリアルなストリートから発信される情報が、世界平和とかONE LOVEな話よりも100倍面白い。

 

しかも、この二人の会話はどうしようもない下世話な愚痴かと思いきや、なるほど、聞いてて『そうだよね』と思うような筋の通った愚痴で面白い。

 

なんなら二人のうちの先輩と思われる一人は、僕が大好きな『例えてそうで例えてない例え話』の使い手で若干後輩さんの表情が『なに言ってんだ、こいつ?』とポカーンとなってる(笑)

 

やっぱベローチェはハズさないなぁ。

 

あとは、値段がちょっと高いから帰り道に寄ることはないけど、ルノアール系列ね。

 

ルノアールで交わされている会話がかなりアナーキーなのは以前にも何度か書いてるけど、ルノアールは最高だ。

 

見るからに120%怪しいモデル・芸能人の類のスカウトの話や、どう考えてもそれネズミ講だろ?と突っ込みたくなるような話、何のどこが凄いのか全然わからないけど『凄いっすね!』『それヤバいっすね!』の合いの手が飛び交う会話。

 

日本は今日も平和です。


 

ONE LOVE XXX