夜中、知らない人がピザをうちまでわざわざバイクで届けにきてくれた。

その知らない人にとって、ピザを知らない人の家に届けるのが仕事だ。

ピザは夜中に食べるのが一番美味い。

これ食べたら太るなぁ…という背徳感を感じながら食べるピザは最高に美味い。

ピザを食べる度に、一人の女性を思い出す。

その人はピザがあまり好きでなく、いつも一切れくらいしか食べれないのに、ピザを注文するのが好きだった。