GWの前に散髪をしようと思っていたんだけど、GWの影響なのかなんなのか、この半年くらいお世話になっているところがめっちゃ混んでて予約が取れない。

 

まぁ、髪の毛はほぼ坊主みたいな長さなので、とりあえず3,000円以内で切ってもらえるところだったらどこでもいいやと三軒茶屋の初めてのお店を予約して仕事のあとに行ってきました。

 

若いお兄さんが担当してくださることになって、鏡の前に座って挨拶をして散髪開始。

 

僕は散髪中にスタイリストさんと『お仕事なんですか?』とか『どこに住んでいるんですか?』という定型文のようなシャローなお話をするのが苦手なので、基本的に『お任せでお願いします。』と言ったあとは、目をつぶって時が過ぎるのを待ちます。

 

余りにも最初から最後まで目をつぶっていると、宗教的な理由で散髪中は瞑想をしているやばい奴と思われるかもしれないので、ちょくちょくは目を開けます。

 

ちょくちょく目を開ける度に、なんとなく担当してくださったお兄さんの目指すファイナル・デスティネーションが『角刈り』と呼ばれる髪型に向かっているのではないか?と、心配になりだしました。

 

ただ、お任せします!と言ったのは自分だし、角刈り行きの電車は既に走り出しているので、もはや止められない。

 

思い返せば唯一の降車のポイントは、バリカン経由の時だった。

 

あのウィーンというバリカンの音が聞こえたときに角刈り行きの電車から飛び降りてたら、もしかしたらスポーツ刈り行きの電車に乗り換えが出来ていたかもしれないけれど、もはやしょうがない。

 

最後の5分くらいはもはや無我の境地で目をつぶっていました。

 

そして、僕とお兄さんの約束の地、ファイナル・デスティネーション・角刈りへ到着。

 

令和になる瞬間、僕は角刈りで迎えます。