会社の同僚さんがお昼ご飯によく冷凍パスタをチンして食べてるのが、美味しそうで。

 

しかも、会社で冷凍パスタを食べるという行為がなんとくサステナブルな感じもする。

 

節約にもなりそうだし、僕も真似させてもらうことにした。

 

まずはお皿を買わないと。

 

出来れば以前マグカップを買ったEcoSouLifeのシリーズで揃えたかったんだけど、サイズがちょっと小さいのと電子レンジが不可だったので、チンが出来るモンベルのお皿にしました。


 

380円、安い!!!

 

犬のエサを入れるような形も気に入った。


 

問題は、どこで冷凍パスタを買うかなんだよな。

 

渋谷ってなかなかスーパーがないからね。

 

どうやって買えばいいんだろう・・・と思ってふとアスクルで調べてみたら、冷凍食品を売ってるな(笑)


 

しかも、パスタも売ってる・・・。


 

ただ、値段が全然サステナブルじゃない。

 

し、会社のアスクルで冷凍食品を注文して食べてる人の話なんか聞いたことないどころか、犯罪の匂いさえする。

 

で、一応考えてみたんです、会社のアスクルで勝手に冷凍食品を注文して勝手に食べたらどういう罪になるのだろうか?と。

 

パッと浮かんだ言葉は『業務上横領』。

 

よくニュースで聞きはすれど、あまり言葉の意味は深くは知らなかったんだけど、調べてみて結構目から鱗。

 

自分の所有物でないものを『取る』という行為にも、『横領』と『窃盗』があるらしい。

 

自分のものではないが他人から預かったものを取ると、それは横領。

 

預かったものでもなく全くの他人のものを取ると、それは窃盗。

 

どちらにしろダメな行為だけど、この二つの『取る』という行為には明確に刑法でも区別されていて、

 

 

第235条(窃盗)
他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、10年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。

 

第252条(横領)
自己の占有する他人の物を横領した者は、5年以下の懲役に処する。

 

 

ってことらしい。

 

要するに、窃盗の方が罪が重い。

 

会社でいうと、金庫の鍵を預かっている経理の人が金庫を開けてお金を取ると、それは業務上横領。

 

経理でもなんでもない、僕みたいな人が金庫の鍵をぶっ壊してお金を取ると、それは窃盗。

 

なるほど・・・勉強になる。

 

ただし、アスクルの例でいうと、僕はアスクルのログインパスワードも知らないので、パスワードを知っていて発注する権利者をそそのかして冷凍食品をオーダーする必要があります。(あくまでも仮の話として・・・)

 

この『そそのかす』という行為で思いつくワードは二つ、『幇助(ほうじょ)』と『教唆(きょうさ)』だ。

 

どちらの単語もニュースでは殺人や自殺という単語とセットで使われているけど、どちらにしろ『手助けをする行為』くらいに思っていて、明確な違いは今回調べて知りました。

 

簡単に書くと、何かの行為をやる気マンマンの人に対してその行為の手助けをすると、幇助。

 

なんのつもりもない人をそそのかして、とある行為を行わせるようとそそのかすと、教唆。

 

自殺したい人に『これ使っていいよ!』と包丁を渡すと、自殺幇助。

 

死ぬ気もない人に『生きててもいいことないから死んだら?』とそそのかすと、自殺教唆。

 

なるほど・・・勉強になる。

 

要するに、アスクルの発注権者をそそのかして冷凍食品を発注してもらい、それを勝手に食べるという行為は、業務上横領教唆及び窃盗の罪に問われるのかもしれない。

 

i.e. 会社のアスクルで勝手に冷凍食品を発注して食べるのは、ダメだ。

 

今回さらっとだけ調べてみても、法律の解釈って面白いと思ったよ。

 

自殺幇助でいうと、三島由紀夫さんの割腹自殺。

 

三島さんが割腹して介錯をしたAさんは、その後自分も割腹してBさんに介錯をしてもらって亡くなっていてAさんは自殺幇助の罪には問われていないらしい。

 

ただし、Aさんの介錯をしたBさんは自殺幇助の罪に問われてるんだと。

 

死んだ人には罪はないという仏教的な解釈なのだろうか?

 

あとは、安楽死と尊厳死の違いとそれに関わる自殺幇助の関係性とか。

 

今も100年後も会社員が勝手にアスクルで冷凍食品を発注して食べるのはNGだと思うけど、この安楽死・尊厳死の法的解釈は100年後にはだいぶ変わってると思うな。