待ち合わせより少し早くついたので本屋の店内をプラプラと。

 

そもそも待ち合わせの時間より早く着くつもりでいたので、本屋の近くを待ち合わせ場所に指定したのは意図的だったのだけれども。

 

店頭には2月末・3月末と連続で出版された村上春樹さんの『騎士団長殺し』の文庫本版がドラドラと積まれていて、読んでみたいなぁ・・・と思う反面、お前は村上さんの作品は読めないだろうが!?そもそも新作を読む前に読むのがあるだろう?と自分を戒める。


 

そう、数日前に会社帰りにブックオフに寄って、村上春樹さんの『中国行きのスロウ・ボート』という本を100円で買っていました。

 

買う前にペラペラとページを捲ると短めの作品が詰まった短編集みたいだったし、タイトルの『中国』というワードが中国が好きな自分と村上さんとの間で初めて発見された共通項のような気がして。

 

そして何よりもこのジャケットのイラストが気に入った。


 

さっきお風呂に入ったときに、ちょっと読んでみたんです。

 

数ページ読んで目眩がしてきたけど、最期の方は数行づつ飛ばしながら『読む』というより『眺める』感じでなんとか51ページまでの最初の短編を読み・・・見切った。

 

とりあえず読めたという満足感よりも、無理やり読んでしまった罪悪感というか。

 

上手く説明できないけれど、この村上春樹さんの作品と自分のスタンスは、自分の恋愛観にすごく似ているような気がする。

 

上手くいかないと分かっているのに、好きだし、そして好きになりたいと思ってしまう。

 

そして諦めて、そしてまた好きになる。