福井駅からバスで一時間の場所にある丸岡城。

 

日本全国お城は数あれど、江戸時代以前に作られたお城の天守閣がそのまま現代に残っているのはたった12城、いわゆる現存天守12城。(一般的に有名な大阪城や名古屋城の天守閣は明治以降に復元されたものなので、この12城には入りません。)

 

その中でも一番古いものがこの丸岡城。


 

小さっ(笑)

 

ここの入場券は他のお城と一味も二味も違う。

 

日本一短い手紙で有名な一筆啓上のしおりが入場券。


 

一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ

 

徳川家家臣だった本田重次が戦場から奥さんに送った日本一短い手紙として有名な一筆啓上。

 

最初文中のお仙というのが奥さんだと思ってたから意味が分からなかったけど、お仙というのは子供の名前としって納得。(因みにお仙くん、後の丸岡藩主になる大物でした。)

 

この丸岡城のしおりの入場券は、すぐ近くにある日本一短い手紙の館の共通入場券にもなっているので、ぜひ、是が非でも立ち寄った方がいい。


 

僕が一番グッときたのは、丸岡城に上る階段に飾ってあった作品。

 

 

『お母さん』へ

 

『死にたければ一緒に死ぬよ』

 

この一言が

 

私の生きる支えです。



 

深い。

 

しかも、この手紙を書いた人、13歳ってのいうのが輪をかけて深い。

 

学校でイジメにあっていたのかなぁ・・・

 

自分は当人として、母心どころか親心も分からない立場なのだけど、お母さんって存在は子供にとって特別であり、世のお母さんたちは自分の子供には、本気でこういうことが言えるんだろうなぁ・・・強いなぁ・・・といろいろ考えさせられた。