氷川神社の入り口に結婚式の広告が。
『親を幸せにする結婚式。』
ちょうどこの広告の前が道路で信号があるんです。
想像してみよう。
僕のような年頃の独身者が親と車で出かけていて信号が赤で、停車。
そのとき運転席に座る親の視線が外に向いていることに気づいて、何を見ているんだろう?と思い、その方を見ると、この広告。
辛い・・・。
想像しただけで辛い・・・。
僕は当分、結婚という方法以外の何かしらの方法で、親を幸せにする道を探そうと思います。
因みに、小さな文字で
『私がきれいになることも、親を幸せにすることだと思った。』
というサブ・コピーが。
この広告、限界ギリギリのキワキワを攻めてるように感じてしまうのは、僕が結婚できそうにもない人間だからだろうか・・・(笑)
僕は結婚式を当事者として体験したことがないのでなんとも言えないが、こういう広告をみると、やはり結婚式の主人公は新婦である女性なんだなぁ、と。
因みに大鳥居のある方に回ると、同じ広告の別バージョンが。
新婦が中心すぎて、もはや新郎の顔面が見切れてしまっています(笑)
不謹慎かもしれないけれど、見た瞬間、クスクスって笑っちゃった・・・
さっきは限界ギリギリと書いたけど、改めて見て、限界ギリギリどころか若干限界突破してる攻めた広告じゃない?(笑)
この広告、見た瞬間にブログに書こうと思ったけど、色々と考える・思うことがあったので、家に帰ってちゃんと書きたいことをまとめて書こう、と。
例えばだ。
僕はこの広告を見た瞬間、『イラっ』とはしなかったけど、『ん?』という違和感でもないけれど、とにかく目に止まったのは事実だ。
ただし、『もしかしたら』、結婚したくても出来ていない独身者やいろいろな事情で入籍はしたけれど結婚式をあげていないカップルがこの広告を見て『イラっ』としたら、その気持ちも分からなくはない。
以前に比べて人の生き方にも多様性が認められてきだした世の中、一生独身もよし、『ナシ婚』というワードがウィキペディアにも掲載される昨今です。
人によっては同性同士で愛し合っていて、親の理解が得られず結婚式をあげられないでいるカップルもいるかもしれない。
ただ、この広告、正確にはこの『親を幸せにする結婚式』というコピーが個人的にアリかナシで言うと、アリだと思うのは、神社の結婚式場という民間の広告だからかなぁ。(ってか、神社の結婚式場って、そもそも民間の法人扱いなのか?法人税などの税金、払っているのかなぁ・・・)
この広告を見た人が、この氷川神社で結婚式を挙げたい!と思って後日氷川神社で式を行ったら『広告』としては成功なんだとは思います。
これって神社の人が考えたコピーなのかなぁと調べてみたら、岡本欣也さんという著名なコピーライターさんが考えた作品でした。
HPが『言葉攻め』で、めちゃかっこいいね。
そうだよなぁ・・・あの清濁併せ呑むようなキワキワの攻めたコピー、やっぱプロの人が考えたコピーなんだぁ・・・。
僕は基本テレビを見ることがないので広告を見るとしたら、電車の中や街中でなんだけど、『あぁー、あのポスターのコピーも岡本さんなんだ!』っていうコピーが結構ありました。
とりあえず結婚式をどうするかという悩むレベルにさえ到達出来ていない現状、今しばらく考える時間的猶予はありそうです。