出張から帰ってきて時差ぼけで寝ないまま川越に行った疲れからか、23時にはベッドに。

 

時差ぼけの時は思いっきり深い睡眠で短時間で起きるので、多分朝方3時、4時には起きるだろう・・・と目覚ましはかけずに寝る。

 

で、起きたら夕方16時。

 

起きて時間を確認した瞬間、ちょっと意味が分からなかった。

 

17時間の睡眠。

 

赤ちゃんの頃ならこのくらい寝たこともあったかもしれないが、物心ついてから1日に17時間ストレートに寝たのは恐らく人生最長だろう。

 

このままだと1日が何もなく終わってしまうので、なにかしら生きた証を作ろうかと近所に散髪へ。

 

GWにどこかしらの山へ縦走しようか?と話していたので、軽くメッセージのやりとり。

 

今度実際会って決めようとは思うけど、熊野古道の中辺路が候補にあがる。

 

一昨年のGWに大嶺奥駈道で紀伊半島を縦断したので、今度は中辺路で縦断するのも悪くない。

 

山の話をしてテンションも上がってきたので、とりあえず無駄にガスバーナーでお湯を沸かしてコーヒーを飲んで休憩。

 

 

youtubeを徒然と見ていたら、成瀬陽一さんという探検家の方が称名滝という富山にある滝に挑戦されてる番組があがっていて、あまりの綺麗さに見入ってしまった。

 

 

称名滝及びその周りの自然が、こんな美しい場所が日本にあるのか・・・と。

 

滝の頂上から先の1.5kmくらいが下ノ廊下と呼ばれていて、これまで前人未到なんだと。

 

下ノ廊下といえば昨年の秋、黒部渓谷の下ノ廊下・水平歩道を歩いたなぁと思い出した。

 

この時のことは、ブログにも全然書いてなかったと思います。

 

というのも、実際自分も歩いてみてあまりにも死が近すぎて、正直どういう風に書いていいのか分からなかったので。

 

毎年このルートが開通されるのが一年の内、約1ヶ月強という短い期間なのに毎年5名前後の方が亡くなられているという事実。

 

ただ、景色はずば抜けていた。

 

日本庭園のような人の手による造形の美とは正反対の、まさに野生の美。

 

前回歩いた時は、命の惜しさに『もう二度と歩かなくていい・・・』と思いましたが、あの景色の中をもう一回歩いてみたい・・・と思い出したりもしています。