展示会からホテルの帰り、旧市街エリアにあるオーガニック・スーパーの『basic』に立ち寄ってみました。


 

1Fと2Fがあって、2Fにはカフェ&レストランみたいなスペースもあってだいぶ大きいお店でした。

 

1Fが食品系中心で、2Fがコスメがフロアーの1/3くらい、あとは衣類とかオモチャとか生活用品とか。

 

2Fのコスメエリアに行くと『おぇっ・・・』と危うく吐きそうになる。

 

正直、僕はオーガニック系コスメ製品のあの独特の匂いがあんまり好きじゃないです。

 

シャンプーとか石鹸とか洗剤とかetc

 

無添加だからかなんなのか分からないけど、オーガニック系の製品てなんか独特の匂い、ありません?

 

今となってはジャンクの化身みたいな僕ですが、こんな僕も実は30歳手前くらいで急にオーガニックな生活に目覚めて身の回りのものをほぼ全てオーガニック製品でフル装備していました。

 

今から10年ちょっと前くらいか。

 

30歳前後の第二次多感な時期で、第一次多感な時期よりもいかんせん金銭的に余裕があるから、結構激しめにアクションをおこしがちだよね(笑)

 

当時はオーガニックって観点よりは、環境に優しくしないと・・・って感覚でした。

 

結構、本気で当時はちょっと宗教がかってて、界面活性剤とかもはや悪の化身くらいに思ってたからね。

 

で、どこそこの刑務所がで作られている石鹸がいい、と聞けばネットで買ったりしてましたわ、懐かしい・・・横須賀刑務所。

 

興味ある人はどうぞ、全国の刑務所の刑務作業でつくられている物品のネット販売ね↓

 

https://www.e-capic.com/index.html

 

刑務作業といえば、の『タンス』はもちろんのこと、革靴とかも売られててさ、今はどうか分からないけど、当時は千葉刑務所の革靴は評判がすこぶる良かったりしたからね。

 

洗濯洗剤なんかもちろん粉でさ、そのままでは溶けないからまず一回お湯を鍋で沸かしてそこに洗剤を溶かして、そのあと洗濯機にいれて・・・と手間暇かけてやってました。

 

1年くらいそんな生活をやってみて。

 

結果、気付いたのが。高い、面倒くさい、あと匂いが良くない・・・ストレートに言うと、臭い。

 

なんかあの頃の、こういう↑記憶が一気に蘇ってきたよ、basicの2Fのコスメ売り場のあの独特の匂いを嗅いだ時。

 

とまぁ、個人的には今ではオーガニックとは正反対なジャンクなおじさんになってしまったのだけど、このbasicのお店にはちょっと感動したよ。

 

ヨーロッパの中でもドイツはこういうBIO(オーガニック)に対しての意識が高いみたいなんだけど、お店、スタッフさん、あと店内のお客さん、それらの一体感みたいなのをすごく感じました。

 

流行とかではなく、ほんと生活の一部に溶け込んでるような感じでさ。

 

確かに、こういう文化が根付いている地域の人・団体が『サステナブル』について発信していくと、周りとしては『押忍っ!』となるような気もする。

 

ミュンヘンで見たもので一番良かったかも。

 

扱ってる商品よりも、あの店内の雰囲気、もっというと来店してるお客さんの雰囲気を見れたのが良かった。

 

今日は午後便のフライトで帰るだけ。

 

もう一つ、こういうbasicのお店みたいな感じで『Alnatura』っていうBIOなスーパーがあるみたいだから、ちょっと時間があったら行ってみよう。

 

40歳を境に、またオーガニック・おじさんになろうかな・・・。

 

ちょっとモテそうだし。