旅行に行ってホテルに泊まるなら、やっぱいいホテルに泊まりたい。

 

よく言われる、どころかみんながみんな思っていることでしょう。

 

『いいホテル』ってそしたらどういうホテルなの?って突き詰めると、これまでのリサーチの結果、だいたいの場合は『シティー・ホテルは、いいホテル』で『ビジネスホテルは・・・いいホテルじゃないホテル』という仕分けがなされているようです。

 

ただ、このシティーホテル、ビジネスホテルって分け方は日本独自の分け方で、明確にこのホテルはシティーホテル、あのホテルはビジネスホテルって基準は、ないです。

 

もちろんネットで『シティーホテル、ビジネスホテル、違い』とかって検索すると、なんとなくの目安はでてはきます。

 

コンシェルジュの有無、ドアマンの有無、披露宴会場の有無、etc

 

でも結局のところ、例えば普通自動車と軽自動車ってのは法律的にもこれは普通自動車、これは軽自動車って区別されているんだけど、シティーホテルとビジネスホテル、この二つのホテルを明確に区切る違いってのは明文化はされていません。

 

特に、ハイ・グレードの世間一般に言われるビジネスホテルにいたっては、正直そのホテルがどっちのカテゴリーに属してるのか、よく分からないってのが正直なところだと思います。

 

三井ガーデン系列とか僕の中では全然、もはやシティーホテル的なイメージだしね。

 

もし彼女や奥さんと三井ガーデンホテルに宿泊して『ここ、ビジネスホテルだから嫌だ。』とか言われたら『はぁー?』と思うよりも、『シティーホテルとビジネスホテルのカテゴリー分け、よく知ってるねぇ』と感心しちゃうと思う。

 

要するに何が言いたいかって、よく言われる『シティホテルがよくて、ビジネスホテルは嫌だ』ってのは、ほとんどの人がイメージであって、多分そういう人の言うビジネスホテルってのは、名前をだして恐縮だけど東横INNさんとかさ、APAホテルさんみたいな大手チェーン系列のホテルのことを言ってると感じるのは僕だけだろうか。

 

イメージって、大きいよねぇ。

 

例えばさ、洋服業界で『セレクトショップ』っていったら、ビームスさんとかユナイテッドアローズさんとか、ナノ・ユニバースさんも入ると思うんだけど、正直世の中のほとんどの洋服屋さんって他社から仕入れてる『セレクトショップ』なんです。

 

なんなら世間一般に言われる大手の『セレクトショップ』ほど、自社で製造してる所謂オリジナル商品の割合が高くて、もはやセレクトショップと呼べるのかも危ういんだけどイメージ的には間違いなく『セレクトショップ』なんです。

 

セレクトショップってネーミング、誰が考えたのか分からないけど、このネーミングのおかけで90年代後半から2000年代くらいまでは、世間で『セレクトショップ』と認知されたお店にとってはだいぶ追い風が吹いていたと思います。

 

その観点からホテルを考えるとですよ。

 

誰だよ、『ビジネスホテル』ってネーミングを考えたのは!!!って。

 

もうちょっとなんか、こうさ、オシャレな名前はなかったのかね。

 

ビジネスホテルって名前からして、サラリーマンが出張のときに泊まるホテルみたいなイメージになっちゃってるじゃないですか・・・

 

確かにそういう目的の造りになってるのかもしれないけど、もうちょっと違うネーミングだったら、もしかしたら異性とホテルに泊まるときに『今度東横INNにホテル取ったんだけど、行く?』って言ったときに、もう少しいい反応が得られる現代になっていた、と信じたい。

 

逆に『ラブホテル』ってネーミングは、いいねぇ(笑)

 

目的と名前がしっかり合致していて、ストレートで素晴らしい。