四社参りも無事すませ、それから必死に自転車を漕いで諏訪湖のほとりにある原田泰治美術館へ。

 

遠かった・・・。

 

もはや着いただけでも、若干の感動を覚えた。



 

通常820円の入館料だけど、先日スクショしておいた優待券の画面を見せたら100円引き。



 

館内は1Fが企画展の中島さんの作品、2Fが常設展で原田さんの作品がと分けられていました。

 

館内は写真禁止だったので皆さんにお見せすることは出来ないけれど、個人的には大満足。

 

それは僕が中島さんと同じ佐賀出身で子供の頃から氏の作品に馴染んできたからという部分も大いにあるだろうけれど。

 

今回の絵画展は『新しい風 ー故郷の四季ー』と題してあるんだけど、作品は自分の記憶が正しければ全て2011年以降の作品でした。

 

中島さんの絵にはちょくちょくバス停が出てきて、そのバス停の地名が厳木であったり唐津であったりと、佐賀人からするとそれだけで望郷の念にかられるのだけれど、今回はの作品のほとんどは、そういう作品内の地域名の多くは福島であったり相馬であったりと、東北地方に関したものが多くみられました。

 

2011年の東北の震災を受けての東北がんばろう!日本がんばろう!というメッセージが作品内に随所込められていました。

 

見たかった『大漁』の作品も一つだけだけど、あった!

 

あと、さだ・まさしさんとの関係が書いてあったんだけど、すごかったよ。

 

まだ無名だった中島さんが自分の作品を銀座の喫茶店に飾っておいてもらっていたところ、さだまさしさんがその喫茶店に入って、そこで例の『雨宿り』の作品をいたく気に入って、原画を買ったんだと。

 

それがさださんが初めて買った絵画作品であり、中島さんが初めて売った絵画作品。

 

何がすごいって、この中島さんの『雨宿り』からインスピレーションを受けてさださんも『雨やどり』という曲を作るんだけど、それが自身初のオリコン1位になって、その後二人とも一流になっていくんだから、すごいよぁ。

 

1Fの物販コーナーの近くでは中島さんの絵が4点販売してあったんだけど、それぞれ7万円と13万円の作品で流石に、流石に踏み切れなかった。

 

これが5万円くらいで好きなイラスト、それこそ『大漁』シリーズとかだったらいってたかもしれない。

 

中島潔さんの作品は全般的に大好きなんだけど、この『大漁』シリーズの鰯(イワシ)の大群の迫力は圧巻です。

 

興味ある人は是非、『中島潔・大漁』で画像検索してみてください。

 

せっかく来たのになんも買わないってのもアレなので、いつか原画を買えるように願って、とりあえず今はポストカードのセットを買いました。


 

これもいいし、


 

これもいい。


 

もはや全部いい。

 

先日秋田でふと見たくなった中島さんの絵。

 

久しぶりにマジマジと見て、やっぱ良かった。