榛名神社前にバス到着。
バスを降りてからトコトコ歩きます。
最初の鳥居に到着。
私が神社やお寺に足を運ぶようになったのは母が鬼籍に入った12年前からです。
母が亡くなる一ヶ月前にくらいに、入院していた病院の中庭に出て、もはやなんの神さまでいいから母の病気を治して下さい。と空に向かって真剣にお願いをしたけど、結局その願いは叶うことはなく。
その時に思ったんです。
『そりゃ、そうだよな…』と。
普段、ぞんざいに扱うとまでは言わないけど、特になにも意識せずに生きてきて、困った時に『神さま、助けて下さい。』ってのは、都合が良すぎだろう、と。
凄まじい後悔でした。
普段からちゃんと、なんの神さまでもいいから、もうちょっと意識して生きていたら、あの時のお願いは叶えてもらえたんじゃないか?…と。
それからは、これまでの親不孝の償いと、今後家族や大切な人にいつか来るであろう何かしらの最大のピンチの時に、後悔なく『一回でいいんで願いを叶えて下さい!』と神さまの一撃をお願いするその日の為に、日頃からお参りをするようになりました。
特に、京都の貴船神社で御朱印の存在を知って初めて書いてもらった時からは、生来のスタンプ好きとも合わさって、かなりブーストがかかりまくっています。
30歳超えた辺りから、プラスで結婚のお願いもしてるんだけど、日頃の行いが相当悪いのか、それともお賽銭の金額が少ないからか、なかなかそっちのお願いは全く叶えてもらえる様子がありません。
そんなこんなで、まぁ、その極々普通の方よりは、ほんのちょっとだけ多くの神社やお寺を見てきたかもしれない私だけど、何が言いたいかと言うと、この榛名神社、その中でもベスト・ファイブに入るくらい素晴らしい神社なんです。
最近、神社とかを『パワー・スポット』って呼びはやる風潮あるよね?
もうね、個人的にはパワー・スポットって言葉自体、ホント嫌いなんだけど、随身門から本殿まで歩き出したじゃない?
不覚にも思っちゃいました、ここ、完全にパワー・スポットだ…って。
パワー・スポットどころか、パワー・ホールのど真ん中なような気がします。
道すがら、その景色に心を奪われました。
いちいち奪われました。
そんな随身門からの道は、この橋を渡ったとこから始まります。




