会社のあとに、またもや渋谷駅前のバス停へ、田中キュンと。
道すがらラッパーのNas x SUPREMEのNasty Nas Teeを着た外国人観光客とすれ違ったのをきっかけに、Nasの発音が昔はナズだったけど、最近はナスだとかどうとかこうとか、宇多田ヒカルがNasのMessageをカバーしてるとかどうとかこうとか、もはやどうでもいい話をしながら歩く90年代が好きなおっさん二人です。
で、おっさんふたりで渋24に乗り込みます。
普通に普通なサラリーマン。
平凡な毎日の連続で、ブログに書いて報告することもそうそうありません。
もはや、あってたまるか!とさえ思ったりもします。
そんなありきたりの日々をブレイク・スルーすべく、田中家にお邪魔してご飯を食って帰るという烏滸がましいにも程があるイベントを催させてもらいました。
バスは渋谷駅を出発して、246から世田谷通りへと、僕の人生を象徴するようなありきたりの風景が流れる道を進みます。
最寄りのバス停を降りると目の前にコンビニがあったので、息子さん・娘さんにパピコとピノのお徳用のアイスの詰め合わせを、奥さんにはハーゲンダッツの詰め合わせを、コンビニから田中邸まで歩いてる時に食べる用で唐揚げの詰め合わせを自分用に購入。
お邪魔します。
家長である田中きゅんが帰宅するとリビングには晩酌用のテーブルがセットされます。
まさしく今の時代ではなかなか目にすることのなくなった『家長』の姿を平成最後の夏に見れるとは。
田中家では全員がジャイアンツ愛に溢れているので、家族揃って伝統の一戦、阪神 vs 巨人を観戦します。
巨人の慎之介選手が初回にスリーラン・ホームランを放った瞬間、田中きゅんはいきなり立ち上がり両手を挙げて万歳し、家族で喜ぶ光景は、流石にちょっと焦りました・・・(笑)
息子のYは、そんな父親の英才教育を受けており小学六年生にして相当の野球オタクに育っていて、大洋ホエールズに在籍していたポンセやパチョレックまで知ってるのには、正直ぶったまげました。
ポンセが活躍していたのなんて、80年代なんですけど・・・(笑)
で、ダイニングのテーブルにて家族みんなでごはん。
いただきます。
用意された箸には愛社精神(旧ロゴ)。
田中家の食卓は会話がとめどなく流れていて、理想の家族というとか、真面目に羨ましいなぁと思いました。
食事の時の家族の会話は、最高のBGMだ。
もはや一瞬無言になってしまって、ハッと『俺、普通にタダ飯を食いにきてるだけやん・・・』な自分に気付いてしまいました。
シェ・タナカのシェフであり奥さんのアッコちゃんの手料理、全部美味しくてね。
特にハンバーグ!
ズコズコに食べて、ご飯はもちろんお代わりさせてもらいました。
そもそも僕はアッコちゃんが好きなので、アッコちゃんが作る料理はなんでも美味しく食べれるようにプログラム済みです。
ただ、茄子にサラダをぶっかける食べ方がちょっとシェフ的には納得がいかなかったみたいで、その点は反省です。
食事のあとは、兄妹の催し物。
これはなんだろうね。
映画タイタニックのデイレクターズ・カット版かリバース式のフランケンシュタイナーかと思われます。
子供たちの想像力は無限です。
因みに息子のYは、野球と共に歴史が大好きで特に専門は戦国時代とのこと。
好きな武将が、徳川四天王の本田忠勝と聞いた時に、ビビビッときました。
この子は本物だと。
僕は基本が武田推しでやらせてもらっているので、徳川四天王でいうと武田24将の山県昌景の赤備え隊を吸収して後に『井伊の赤備え』で有名な井伊直政が好きなんだけど、本田忠勝も素晴らしい武将なんです。
以前NHKの大河ドラマでヒット・チューンをかました『真田丸』だけど、家康への本田忠勝の助命嘆願がなかったら、真田親子は殺されていて大坂の陣の真田丸もなかったと思えば、NHKも本田忠勝には足を向けて眠れないはずです。
今度、息子のYと歴史ロマンの旅に行ってみようと思います。
歴史の話は一旦置いとくとして、それにしても楽しい夜でした。
家族って、いいなぁ。
田中家のみなさん、ありがとうございました。
たいしたものは出ないけど、良かったらうちでもご飯、食べていく?という奇異な方がもしいらっしゃたら、ご連絡をお待ちしています。








