今回のロンドンは、Mondrian Hotelというところに屋根を取っています。

 

普通に、いい。

 

先日まで泊まってたパリのホテル、小公女セーラが住んでたような屋根裏部屋のホテルも全然悪くなかったけど、やっぱ普通にいいのが普通にいいよね。

 

ホテルのフロントの横の掲示板。


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これ、カシャカシャカシャって動いて、文字がいろいろ変わるのよ。

 

説明が難しいんだけど、なんていうの、黒柳徹子さんのザ・ベストテンのランキングのアレみたいにパタパタパタってなるやつ。

 

まぁ、いいや、説明難しい。

 

部屋のドアを開けた瞬間、


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いいよ。

 

ベッドも、いいよ。


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グレーの壁がイギリスっぽくて、いいよ。


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洗面・シャワーも悪くない。


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二泊だからバスタブなくても、いいよ。

 

ってか、もはやテムズ川に面してるロケーション。


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自分で書いててなんなんだけど、『もはやテムズ川』っていうフレーズとその響き、なんだかいいなって思ってしまった。

 

で、さっきグーグルで調べてみました、"もはやテムズ川"って。

 

いたよ・・・

 

三人もいたよ・・・『もはやテムズ川』使いが。

 

いい語呂だし、いい語感だよね。

 

こっからは、もはやホテルとは全く関係ないこと書こうかしら。

 

僕は個人的になんだけど、話すときに方言というよりアクセントの方がニュアンスが近いんだけど、アクセントが人と違う人とか口癖がある人って、なんだろ・・・いいな!とも違うなぁ、面白いでもなくて、まぁ、とにかくそういうアクセントや口癖がある人と話すことが嫌いじゃないし、もはや好きです・・・好き、でもないんだけど、まぁ、いいや。

 

少なくともバカにはしないし、なんならカッコイイとさえ思ってる節があります。

 

僕自身、ワザと意識的に『口癖』を作ったりしてます。

 

例えば、話し言葉じゃないけどさ、書き言葉で顕著なんだけど、『もはや』とか、あと『因みに』とかブログの中でも相当使ってるんだけど、これってもはや本当に自分の口癖になってしまった感が否めないんだけど、確実に意識して使い出した言葉です。

 

昔、今以上に『因みに』を話し言葉でも多様してた時があったんだけど、その時とあるデザイナーさんがその『因みに』を拾ってくれて『ciname(チナム・因む)』って名前のブランドを始めてくれたときは、嬉しかったね。

 

最近だと、以前一緒に働いてた同僚さんと久しぶりに会ったときに、話してて『あれ・・・これ、口癖か?』と思って本人に聞いたんです。

 

こんな口癖あったっけ?って。

 

そしたらまさかの

 

『これ、当時一緒に働いてた時に、エザキさんがいっつも言ってたから私にも移ったんですよっ!!!エザキさんはその後使わなくなったみたいですけど、私は口癖になっちゃいました(笑)』

 

って。

 

あららら・・・ごめんなさい(笑)

 

今日はちょっと調子いいから、もうちょっと書こうかしら。

 

今、ロンドンは夜中の2時近く・・・大丈夫かな、眠い時間過ぎて眠れなくなってきたかも。

 

ちょっとさ、調子乗って書いてると『お前、なに評論家気取りだよ?』って言われそうだから、気をつけながら・・・

 

これはあくまでも個人的に思うことなんだけど、ここ10年、15年の邦画とか小説のタイトルのつけ方に、とても違和感があるのは僕くらいですかね?

 

映画でいうと、特にミニシアターで上映されるような系統の映画のタイトルね。

 

ここで固有タイトルを出すとアレだからさ、一つだけ敢えて、敢えて書くとだよ、ファンの方すみません・・・『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』・・・・とか。

 

なんとなく分かってもらえるでしょうか、僕が伝えたいこと。

 

確かに、こういう風なちょっと長めの文字数で一見意味不明のタイトルのつけ方って30年前とかってそんなになかっただろうし、少なくともメジャーではなかったと思うんです。

 

この10数年で完全に量産型になってしまってない?

 

ただ、この村上春樹さんの作品は2013年に発売だったみたいなんだけど、そんな中、なんで『あの』村上さんがこういうタイトルのつけ方をしたのか、凄い興味があるね。

 

本当に、これ、村上さんのセンスでつけたのかなぁ?

 

それとも出版サイドが『これでいきましょう!今っぽいし、売れますよ!』だったのか・・・。

 

こういう若干、どころか全力で、しかもあからさまに奇を衒(てら)うようなタイトルのつけ方をして『どう?』って感じ、絶対辟易してる人、少なくないと思うんです。

 

『はいはいはい、そだねーそだねー、オシャレだねぇ。よかったね、オシャレと思ってもらって・・・。そう思ってもらいたかったんでしょ?もしくは不思議に思ってもらいたかったんでしょ?』

 

って。

 

正直、僕はこの10数年のタイトルのつけ方の流行に日本語の進化みたいなのを全然感じないし、猫も杓子も同じようなタイトルのつけ方でもはや悲しいくらい。

 

なんかそろそろカッコイイ日本語を見てみたいよね。

 

別に『もはやテムズ川』がカッコイイって言ってるわけじゃなないんで、悪しからず。

 

今からちょうど20年前に、1年間調布の男子寮で暮らしたときに、エガちゃんって佐賀出身の友人がいたんです。

 

江頭って名字でね、佐賀らしい名字でいいんだけど、2時50分さんのおかげで一気に全国区になってしまったけど・・・

 

彼は佐賀出身だったんだけど、小学生の途中からだったかお父さんの転勤で広島に引っ越してたんだけど、ご両親も佐賀の方だったらしく、ご両親や兄弟とか家庭内では佐賀弁、学校とか家の外では広島弁を使ってたわけ。

 

特に家庭内では弟と二人でゲームをする時が多かったらしくて、よく二人で話していたみたいなんだけど、その兄弟間という非常に小さいコミュニティーだけで佐賀弁が使われていたからさ、彼の話す佐賀弁はすごく独自の発展をしていってるわけ。

 

だから、僕がエガちゃんと初めて出会って、お互い佐賀出身ってことで初めて佐賀弁で話したときの衝撃が今でも忘れられないんです。

 

本や映画にもなったんで、ちょっとは有名な方言の『がばい』。

 

これ、『とても』を意味する副詞なんだけど、エガちゃんはそんなの御構い無しに名詞として、あるいは形容詞として使ってて、すごく斬新でした。

 

『ちょっと、それは流石にがばい(とても)じゃない?』

 

みたいな使い方。

 

最初聞いた時、素直に意味が分からなかったよね。

 

最初の頃、慣れるまではよく聞き直しました、『がばいなんね?(とても何?)』って。

 

ちょっと一回、ここで止めます。

 

寝なきゃ・・・

 

もう二時半だ。

 

おやすみましょうね。