ホテルに到着。
タクシーを降りた瞬間、正確にはもはや降りる前のタクシーが停車していた車内から見た時点で、『あぁ・・・』とうなだれる。
全然良さそうなホテルじゃないことが、一目で分かるタイプのホテルでした。
まぁ、そもそもパリコレの一週間前の時点で空室のあるホテルなんで、泊まれるだけでもラッキーと思わないとね。
レセプションではパスポートでのチェックも特になく、通常だと最初にクレジットカードを提出して全員の部屋分のデポジットを払うのだけれども、それもなく・・・
このランクのホテルになるといろいろと処理が簡素化されていて、これはこれでラクだな・・・。
部屋の鍵をもらうときに、
『君の部屋は501だけど、エレベーターは4Fだから』
と言われて、何言ってんのかよくわかんないけど、とりあえずエレベーターに向かいます。
なるほど、エレベーターは4Fまでしかないのか。
で、4Fで降りると『501 →』みたいに表示があったので従いつつ進んでいったら、でた・・・階段。
しかも、せまっ。
スーツケースを抱えながら登るの大変なんだから…
これ完全に屋根裏タイプの部屋でしょ?と思いながら進むと、モロに屋根裏部屋でした・・・。
そもそも5Fには僕の501しかありませんでした。
周りに部屋がないから静かっちゃ静かでいいか。
で、ドアを開けたら・・・
結構いいじゃん、広いし・・・ツインベッドだし。
荷物も置ける置ける。
バス・トイレも広いし、なによりバスタブ付き。
バスタブの横にはシャワー室も付いてて、なんならもはや言うことなしに思えてきた。
洗面も無駄にツイン。
ちなみにこれまで泊まったことのある世界中のどのホテルよりも、トイレットペーパーのストックがあります。
お金とトイレットペーパーは、あればあるだけ安心だ。
屋根裏の宿命で天井が低いのはアレだけど。天窓とか付いちゃってて、秘密基地みたいで全然アリなんですけど。
何気に壁も水色・黄緑・白のコンビネーションでおしゃれじゃない?
個人的には一人で泊まるんなら、なんか『THE』なファンシーなホテルの部屋より、こんな風な部屋の方が好きだな。
結構いいホテルに思えてきた、そんなパリ初日。







