先日、お昼前に濱田社長と執行ヤガさんと3人でミーティング。
来月、3人でロンドンに2泊4日の弾丸で行くんだけど、その打ち合わせでね。
ミーティング終わりに濱田さんから『このあと、一緒に食事に行く?』と誘ってもらったので、3人でランチに一緒に行かせてもらいました。
向かった先は、スペイン坂のスペイン料理のびいどろさん。
渋谷で長く働いてるのでお店の存在自体は知ってはいたけど、お邪魔したのは初めてでした。
入店する前に濱田さんから
『好きなのなんでも食べなよ』
というお言葉を頂きました。
この場合、文頭に隠れている日本語には僕の経験上2パターンあります。
通常だと、95%の確率で
『(今日は俺がおごるから)好きなのなんでも食べなよ』
という『みなまで言うな』の美しき日本語の世界のパターンです。
ただ、気をつけないといけないのが
『(この店はなに頼んでも美味しいから)好きなのなんでも食べなよ』
の使い手の方が5%の確率でいらっしゃるという現実は、肝に銘じておかないといけません。
この場合、お会計はもちろん別々または割勘で、お店を出たあと
『なっ?美味しかっただろ?』
『うっす・・・』
というパターンB。
まったく美しくない日本語の世界。
実際、僕は素直に好きなものを力の限り食べたあとに割勘で、泣きそうになったことがあります。
勘定は割れても、あの瞬間の感情は割れないことを相手に教えてあげたい・・・
濱田さんはもちろん95%のど真ん中の方なので、安心して好きなものを注文させて頂きました。
なんかパスタの麺を使ったパエリアみたいなのを食べてすごい美味しかったんだけど写真がないので、先日東中野の韓国料理屋さんで食べたチヂミで割愛させてもらいました。
因みにこのびいどろさん、創業1977年。
渋谷の激戦地区で40年以上同じ場所で営業されているというもはや渋谷の生き証人。
〜後日談〜
このびいどろさんが『スペイン坂』という名称の由来になったお店という話を小耳に挟みました。
確かに40年も前からあるんだったらさもありなんだけれども、趣味 : 検索なので一応調べてみたら・・・
確かにスペイン坂の由来はびいどろさんという説もあるみたいだけれど、どうやら当時スペイン坂にあったスペイン風の喫茶店「阿羅比花(あらびか)」の店主の方がパルコに依頼されて、びいどろさんがオープンする前の1975年に命名したというのがどうやらトゥルーなようです。
といっても、阿羅比花さんなき今、僕ら世代にとってのスペイン坂をスペインたらしめているのは、紛れもないこのびいどろさんでしょう。
渋谷ね。
谷というだけあって、渋谷駅を中心にすり鉢状になっていて、本当に坂が多い街です。
今回、渋谷の坂を色々と調べて一番のびっくりは、ロフトの前の通り。
あれ、間坂(まさか)というらしいです。
ロフトと渋谷西武のビルとビルの間に挟まれているから、間坂。
あんな短い通りに名前があるなんて、それこそまさかだよ。
あそこ、雨の日に滑るよね。
ごちそうさまでした。
びいどろ
渋谷区宇田川町16-13スペイン坂内田ビル2F
あれ?
前述のアラビカのオーナーさん、内田さんという方なんだけど、内田ビルってことは・・・偶然なのかな?