前回書いたカメラマン・こうじくんとの渋谷での食事は、ここでしました。

 

2017年下半期で一番お世話になったお店かも、山城屋庄藏さん。

 

場所は渋谷のど真ん中、駅の出口によっては地上に出たあと徒歩1分どころか30秒以内。

 

ビルの2階へ階段をあがった入り口の時点で、もはや渋谷の喧騒はゼロ・デシベル。


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中の造りは照明を少し落としたオシャレな内装で、入り口のある2階がカウンター席と二名用のテーブル席、3階団体さんも入れる個室や四名掛けのテーブルの半個室が数部屋と想像以上に大きいお店です。

 

メニューは月替りのコース一種類だけで、選ぶのは飲み物だけ。

 

席についたら、あとは出されたものを食べるだけでいいという、いくつになっても料理のオーダーが下手くそな僕みたいな人には、とても優しいシステム。

 

ジャンルは所謂くずし割烹に京料理を加えた感じらしく、毎月毎月これまで口にしたことがないような料理ばかりがでてきます。

 

今月は年始のバタバタからの出張でこれてなかったので、ちょうどこの月末のタイミングでこれてよかったね。

 

で、一月のコースはこんな感じでした。

 

先附


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椀物


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八寸


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煮物


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口直し


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主菜


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食事


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デザート


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以上の8品。

 

基本全部美味しかったんだけど、中でも椀物の白子のクリームの薄葛仕立て、煮物の鮟鱇のパンツェッタ射込み・柚子餡を敷いて、食事の柚子香る・湯葉茶漬け(以上HPより)、個人的にはこの3つが一格上の美味しさでした。

 

因みに食事に行くときのお店選びで、コスパ、コスパとコスパばかりを追い求めて、陰では『コスパ野郎』とか『CPマン』とかあだ名で呼ばれるのは男としてツラいとこだけど、そこはしがないサラリーマン、同性の友人や異性でも気が置けない仲との食事なら、コスパ野郎にもCPマンにも徹することが必要です。

 

(因みに『気が置けない』って言葉は最近では、特に若い世代の間では本来の『気が許せる』という意味の正反対で使われてるみたいだけど、一応本文では本来の意味で・・・)

 

僕はこの山城屋さんが好きな理由の一つは・・・これだけのメニューでコース料金4,000円を切る3,990円。

 

正直、渋谷のど真ん中のこの立地で、この雰囲気で、このメニューで、この価格は驚愕でしかないです。

 

しかも、この4,000〜5,000円くらいの価格帯のコースメニューで雰囲気のいい美味しい割烹・懐石のお店って、都内にはあるはあるんだけど、急な予約だとほんと取れないお店がほとんどです。

 

なのに、ここはなぜか平日はもちろん金曜でもほぼ当日の夕方でも予約が取れてしまうので、とても重宝しています。

 

しかも、場所柄、値段柄、20代の若い人がいても全然おかしくないお店なのに、客層は恐らく30代以上が中心でとても静かな店内。

 

毎回お店を出て階段を降りると周りのパチンコ屋の音や渋谷のザワザワした喧騒に一気に包まれて、『あぁ、渋谷にいたんだった・・・』って気付かされます。

 

なんか気合いのはいった食べログの口コミみたいなブログで、『…で?』って感じで申し訳ないです…


あ、入店するときは靴脱なので、女性とデートで行かれる男性は、事前に一言断っておくのが優しさかもしれません、特に冬場は。

 

来月のメニューもまた楽しみです。

 

ごちそうさまでした。

 


 

山城屋庄藏

渋谷区道玄坂2丁目6-4 2階