最近書きたいことは山もりなのに、書くと結構長くなる内容っぽいことが我ながら推測できるので、ちょっと億劫になり気味です。

 

いま、これってMacBookから打ってるんだけど、これでさえ面倒に思えてるんで、アイホンでしこしこ書くなんて本当に難儀に思えてしまう今日この頃です。

 

もはやポッドキャストとかYouTubeとかに音声でアップして、出社時間とかに聞いてもらう方式にしようかと思うくらい。

 

どうだろうね・・・ただでさえ限界集落よろしく過疎気味なブログなのに、ポッドキャストとかにしたらもはや視聴者自分だけになりかねない感も否めないな。

 

とりあえず今回書きたいことは、これまでも何回か書いた川端康成さんの『みづうみ』について。

 

とりあえず話の始まりから書こうと思います。

 

まぁ、大概話の始まりから書くとですね、僕の場合本題に行き着く前に天命尽きるケースが多々あるのだけれども、それでこそ天命だと思って見切り発車で書いていきましょう。

 

先日、厦門大学に行った時のこと。

 

ここは日本でも有名な魯迅さんが一年間教鞭を取っていた大学でもあるそうです。

 

学内には魯迅記念館もあるのです。

 


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魯迅さん、面構えがやばいね。

 


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やっぱ漢としてこの世に生を受けたのならば、イケメンよりも、一目で『こいつやべぇ・・・』と思われるくらいのヤバメンが今後トレンドになると勝手に信じています。

 

民族魂・・・ヤバい以外の何物でもない。

 


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で、今の教科書がどうなってるのか分からないけど、僕と同じくらいの世代 aka 同世代の人なら教科書で必ずこの魯迅さんて習ってるんで、同世代の人に認知度は結構あるよね。

 

自分も魯迅さんと彼の代表作の『阿Q正伝』の名前くらいは知っていました、内容は全く知らないけど・・・

 

でで、なんで魯迅さん、日本人に有名かというと、もちろん中国で有名な作家というのもあるけど、日本に7年間留学されてたんだってね。

 


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ででで、やっぱこれも何かの縁だからと『阿Q正伝』がどんな内容なのかあらすじをネットで見てみたら、なんだろうね、ちょっとネクスト・レベルな切り口で面白ろそうだな・・・って思ってね。

 

でででで、『あぁ、これ、高校時代に読んでればよかったなぁ』とか思ったりして。

 

因みに自分の本の嗜好の歴史を書くと、・・・・うーん、ちょっと話がずれだしたからちょっとこれは書くのは止めておこう・・・。

 

兎に角、僕は中学・高校の頃、特に高校になってコンビニでバイトしててちょっとしたお給料が貰えてたから、そのお金を全力でパンク、正確にいうとランシドとかのメロコア・スカコアのCD、それか小説に全力投球してました。

 

んで、小説に関しては、日本・欧米の『ザ』名作的なのは手当たり次第読みまくっていたんです。

 

だからこそ、『なんで高校時代に阿Q正伝読んでなかったんだろう・・・』って、ちょっと悔しいというかもったいないというか・・・

 

でさ、高校時代に読んだ本とか思い返したりしててたどり着いたのが、川端康成さんのこの『みづうみ』でした。

 

これは正直、内容は忘れちゃってたんだけど、この本のタイトルは強烈に覚えてて、なんでかっていうと、これ、前にも書いてるけど、確か高3の時かな、現代文の模試の試験でこの『みづうみ』が出題されたんです。

 

因みに、『みづうみ』ってヤバいよね。

 

みずうみ、じゃなしに『みづうみ』なんだからさ。

 

まぁ、当時の仮名遣いの関係っぽいけど、それにしても『ず』に『づ』なセンスがもはや巨匠。

 

で、僕はこの出題された『みづうみ』の一部分を読んでて、めっちゃ惹き込まれていったのを鮮明に覚えています。

 

もうね、問題を解くどころじゃなくて試験中から『早くこの続きを読みたい!!!』ってもはや一種の覚醒状態だったんです、まぢで。

 

学校終わったら、速攻で街中の本屋に直行して『みづうみ』を購入したのを覚えています。

 

本当鮮明だな・・・表紙がなんかくらーい感じの表紙だったな。

 

それからもはや20年ですよ。

 

すっかりさ、内容とかは忘れてて、ただこの『みづうみ』ってタイトルは凄く覚えてて、で、どんな内容だったっけな?ってウィキペディアあらすじを読んでで、僕は愕然としました。

 

愕然としたというか、衝撃とゆうか、あぁ・・・やっぱり・・・って感じ。

 

抜粋すると

 

『気に入った美しい女を見かけると、その後を追ってしまう奇行癖のある男が、ある聖少女の美しい黒い目の中のみずうみを裸で泳ぎたいと願う物語』

 


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・・・・・。

 

完全に変態というか・・・若干、今の自分と相通ずるものがあるじゃないですか・・・。

 

高校時代の自分が試験中にいてもたってもいられなくなった作品が、こんな内容の作品だったってことは、自分はこの頃から既に・・・と思うと、あぁ・・・自分は昔から変わってないんだな・・・と、もはやここまできたら誇らしくさえ思えてきたな。

 

因みにさ、この部分まではなんとか理解可能なのよ↓。

 

『気に入った美しい女を見かけると、その後を追ってしまう奇行癖のある男が』

 

ぶっちゃけ、男なら誰しも一度は思うことがあるでしょ?

 

問題はその後ですよ。

 

『ある聖少女の美しい黒い目の中のみずうみを裸で泳ぎたいと願う物語』

 

こんな破壊力のある日本語の文章、あります?!

 

こんな発想、常人にはまず無理じゃない?

 

ある聖少女の?

 

美しい黒い目の中のみずうみを??

 

裸で???

 

泳ぎたい????

 

いやぁ、久しぶりに痺れたな。

 

完全にネクスト・レベルだよ、この日本語は。

 

僕がさ、ツイッターでもインスタでもFBでもなんでもいいけど、不意にさ、

 

『聖少女の美しい黒い目の中のみずうみを裸で泳ぎたい』

 

って投稿するとするじゃない?

 

絶対、ぜーーーったい、ヤバい奴だと思われるだろうね。

 

秒で思われる自信がある。

 

・・・・。

 

やりたい・・・。

 

今からインスタでこんな↓真っ暗な画面の写メと共に、この一文を添えて投稿してみたい・・・・。

 


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フォロワー、減りそう・・・。

 

ってか、友達、減りそう・・・。