先日フランクフルトから香港に帰るとき機内エンタメの映画を一つ見たんだけど、この『ノーカントリー』ってやつ。
見てて、すげー淡々系。
エンディングに近づくにつれて、淡々と登場人物が死んでいくの。
ってか、みんなで死ねば怖くないばりに、ビャンビャン殺されていく。
で、最後も
『へっ?これで終わり?』
って感じ。
ってか、最後のシーンが終わってすぐにクレジットロールが始まるんだけど、そこで
JOEL COEN
&
ETHAN COEN
って。
もはや納得というか嬉しかったですよ、わたしは。
『なるほど・・・あの兄弟なら仕方ない・・・』
って。
それくらい『ザ・コーエン兄弟』な映画だった。
この映画は最後のシーンからの最初のクレジットロールでコーエン兄弟の名前が出るところまで併せて一つの作品だね。
じゃないと、最後の投げっぱなし具合をどう消化していいかわかんない映画です。
コーエン兄弟の映画だと思ってみたら、『うん・・・まぁ、よく分かんないけどとりあえずコーエン兄弟の作品だから、とりあえず分かったフリしとこ・・・』ってなってめでたしめでたし。
ってか、相変わらず『らしい』映画を作り続けてて、すごいよな。
映画監督になりたい人・・・ってか、映画を作りたい人のモチベーションって、なんなんだろな。
