COMME des GARCONSのショーを見させてもらいました。
思い返せば半年前。
パリでショーを初めて見て、バンドーム広場のギャルソンのショールームに初めて足を運んだときの衝撃。
それからとゆうもの、私の心はコムデギャルソンに奪われています。
ショーが始まるとレイ・カワクボのクロスをまとまったモデルから発せられコスモが会場を包み込み、その瞬間会場全てがエターナルな存在に昇華します。
カメラマンもコスモを撮り逃すまいて、まぢです。
ランウェイにちょっとでもはみ出した観客がいると『ムッシュー』や『マダーム』と敬意に溢れた怒鳴り声で、要するに『邪魔だから引っ込め!』と注意されます。
僕が個人的に好きなのはショーが始まる前はザワザワしてる会場が、誰の指示があるわけでもなしにショーが始まる10秒前くらいから、シーンと静まり返ります。
あの静寂は、これから始まるショーに対する無言のリスペクトみたいで素晴らしい一瞬です。
いつか結婚して子供が出来たら
『お父さんは昔、パリでCOMME des GARCONSのショーを見たことがあるんだよ』
と伝えるのが今から楽しみです。


