世の中の電子化が進めば進むほど、その逆方向に突き進むハード・コア・スタイルの人も現れ、またそうゆう人たちは取引形態も原始アナログ・スタイルを好む傾向にあります。
明後日からのアメリカ出張に備え、現ナマをゲト戦記。
IT化が進んでるイメージなアメリカで、取引形態は現金手渡しは、かなりシビレる。
因みにあたしは留学してたとき、ゲーリーと一緒に学校のカフェでアルバイトをしてました。
で、給料は小切手で渡されるんだけど、その小切手持って銀行に現金化しに行ったんです。
で、窓口で現金に変えてもらって、その一部を口座預金に入れてもらうように窓口のチャンねーに渡しました。
そしたら、偽札チェッカーみたいな機械に渡したドル札を通されて
『あなたがさっき渡した中の100ドル札は、偽札の疑いがあるので没収します』
って。
アメリカはネクスト・レベルだと実感したよね。
『いやいやいや、この100ドル札、さっきここでもらった100ドル札なんだけど?』
って言っても
『銀行のルールです。』
の一点張り。
『分かった…じゃぁ、返して。』
と言っても、
『偽札の疑いがあるので返せません。』
の二点張り。
『偽札の『疑い』があるだけで、偽札かどうかはまだ決定じゃないんでしょ?そしたら、他の100ドル札で返して。』
と言っても
『出来ません。この書類にサインしてください。』
の三点張り。
因みに僕とゲーリーは一緒にカフェのバイトを辞めたんだけど、辞めた理由はある日ゲーリーが
『おい、カブトムシ。この前カリフォルニアの最低賃金調べたんだけど、俺ら最低賃金より全然安い時給で働かされてるぞ…しかも、1ドル以上安いぞ…』
と。
アメリカは、偉大だ。

