武漢には3泊4日の旅だったんだけど、この三日間で2キロちょっと痩せた。
中国旅行はダイエットにいいね。
なんで、痩せたかってーと、もはや純粋に何も食べないから・・・。
ゆうても中国、トイレ、やっぱ辛いんです。
特に大ね。
ロケットだ人工衛星だ飛ばせる国なのに、トイレにドアが付いてないとかそんなレベルじゃなくて横一列に穴が掘ってあるだけってとこが、まだまだあるんだからさ・・・
そんなこんなで出来るだけトイレの大を避けるには・・・もはやその元となる食べ物を食べないって作戦で僕はいつも中国旅行を乗り切っております。
もともと食に全く興味がない、ってのがあるんだろうけど。
料理は何を食べるかより誰と食べるかを家訓としているので、一人旅だったら一緒に食べる相手がいるわけでもなく、そしたら食べなくてもいいという理論なのであります。
もちろんね、食べ物が旅の醍醐味ってのも分かるし全く否定しないんだけど、こと中国ではその食べたあとにトイレに行くと思うと・・・うん、僕は一人旅だと食べないな・・・
で、今回の旅では朝も昼も何も食べなくて、夜だけホテルの近くの脇道の行き止まりにあった、よく言えば小汚い、普通に描写すると、すげー汚い食堂みたいなところで毎日チャーハンだけ食べてました。
初日、店に入ったらもはや写真もなくて、壁になんかメニューがあったんだけど、僕が香港でよく食べるワンタン麺のワンタン的な漢字が書いてあるっぽいご飯系のメニューがあったんで、多分これエビチャーハンだろ!?と期待して『これ!』って店のちゃんねーに指差して、何が出てくるか待ってたら・・・
普通にたまごのチャーハンでした・・・。
ただ、基本お腹空いてるから、美味しい!
しかも、6元だから・・・110円くらいかな。
これを、飽きもせず三日三晩食べ続けました。
これね、なんか店の中にご自由にお取りください的なコーナーがあって、そこに高菜があったから、そこの高菜をガンガン入れて食べると本当美味しかった。
2日目になるとちゃんねーも覚えてくれてて、『はいはいはい、またあんたね、今日なに食べんの?また、6元のチャーハン?あんたも好きねぇ~』的に笑ってくれます。
3日目になるとおそらく『あの6元チャーハン野郎』とあだ名をつけられてたと思います。
ただ、これって自分の中で旅のテクニックってわけじゃないけど、もはや旅じゃないにしても見知らぬ土地に行く時に知らず知らずにやることだけど、香港に引っ越してきたときもそうだけど、誰も知らない土地に行った時に『自分のことを知ってくれてる人』を作るってのは、精神的にかなりでかいです。
僕の場合は、とりあえず同じ店に行き続けて、同じオーダーをし続けるなりなんなりして、とりあえず店の人に覚えてもらう。
多分、三回目くらいには言葉は通じなくても『おっ、またきたよ、このジャップ』くらいには覚えてくれて、笑顔を見せてくれる人が大概です。
香港来た当初どんだけあの店でワンタン麺とシュッべ(スプライト)を頼みまくったことか・・・
ただ、そうゆう場所ができたら、そこに戻ってきただけでなんだか『ほっ』とした気分になれて落ち着くね。
特に中国なんて油断も隙もないような国を一日中歩いてるとへとへとになるんだけど、武漢だと2日目からあの6元チャーハンの店に着いたらもはやホッとしてる自分がいました。
もはや武漢のホットステーションでした、ほんと。
因みに普段香港とかだとちょっとでも歩く時は僕は耳にイヤホンぶっ刺して鼻の穴から音が漏れるくらい大音量で音楽聴きながら歩くんだけど、さすがに中国の街中歩く時って、よほどじゃないと音楽聴かないんです。
ほんと、やっぱどこの国より気張ってます、正直。
結構街によっても違うっぽいけど、基本歩道だろうがなんだろうが、電気バイクとか『おまえらなんでここ走ってんだよ?』ってくらいガンガン走ってるから危ないんだよね・・・。
去年成都に行った時とか、ほんとひどかった・・・あれは一年住んでたらまぢで交通事故何回かあいそう・・・歩いててね、車運転しててとかじゃなくて、歩道歩いてて事故るってどんだけだよ?ってレベルで交通ルールが守られてない・・・特に電気バイカー。
中国人曰く『あれはガソリンで動くバイクじゃなくて、自転車の括りだから交通ルールとかない』って言ってたけど、本当かよ?
スピードからなんから普通にバイクじゃんよ・・・。
とにかく・・・何の話だっけ?
とにかく、そうだ、とにかく、見知らぬ土地に行ったら、ご飯屋でもカフェでもなんでもいいから『自分のことを知ってくれてる人』を作るってのは、ほんと僕的には旅を進める上で精神的に重要なことです。
それにしてもあそこのたまごチャーハン+高菜、美味しかったなぁ。


