マニラのショッピングモールの中に入っている薬局のシャンプーコーナーをうろちょろしていたら、めちゃくちゃイケてるデザインのパッケージが目に飛び込んできた。
丹頂。
ポマードらしい。
21世紀になろうが元号が平成になろうが、僕はマニラのマカティで昭和を見つけた。
もはや蓋を開けずとも中から昭和の匂いがプンプンしてくる。
ホテルに戻って早速使ってみた。
ディップ感が半端ない・・・。
しかも、かなりシャイニーだ。
もひとつ言えるなら、匂いがやばい・・・。
世の中のデオドラント系のトレンドが『消臭』に向かうなか、そのアンチテーゼの如く半径2メートルにガンガン昭和臭を振り撒いている。
匂いの暴力に対してスメルハラスメントが立法化されたら確実にその対象商品として販売禁止になるだろう。
兎に角、この丹頂を全開に塗りたくった結果、僕は完全に昭和の男になった。
昭和生まれの日本人男性は、35歳を過ぎるともはやカッコいいとかモテたいってのはどうでもよくなってきて、昭和か昭和じゃないかという、そのスタイルが重要になってくる。
丹頂はそんな昭和男のマスト・ハブなアイテムだと確信した。
香港に売ってるか不安だから、ちょっともう一回あの薬局行って買い足しておこう。




