今日はライチーコク(因みにローカルはLCKと略すらしい…)で打ち合わせのあと、そうそう、今日打ち合わせした会社のJさんもまた素晴らしくいいオッちゃんでした。
会って最初の世間話の途中に『日本の会社と取引あります?』って聞いたら『ない!』と言われて若干不安だったけど、これまた仕事が出来るオッちゃんで、サクサク色々決めていってくれました。
因みにこの日本の会社と取引してるかどうかって、それによって僕達が取引するかどうかの最重要事項ではないんだけど、品質に関して、もっというと品質に関してのお互いの温度差を測る上で重要なポイントにはなります。
要するに、日本の会社って、中国の工場・サプライヤーからすると、欧米系の会社よりかなりメンドくさい取引先なんです。
なにせ、『お客様は神様』な国だからね。
大概の日本の会社は値段は値切るけど、品質は最高級を求めるからね…
だから、日本の会社と取引してる会社って普段から品質に関して五月蝿く言われて日本の基準を分かってるんだけど、基本欧米系の会社としか取引してない会社がいきなり日本の会社と取引すると、まぁー間違いなく品質に関して揉めることになるよね。
日本人が『これダメでしょー』っても、工場側は100%『これまでこれで問題なかった!他の欧米系の会社には文句言われたことない!』ってなるんです。
これは日本人な僕からみても、ちょっと日本の会社ってヒステリックなまでに値段に対して品質を求め過ぎなんじゃない?と思うときがあるね。
基本はやっぱ安かろう悪かろうですよ…
まぁ、世の中の一般的な常識だよね。
クッソ安い居酒屋に言って、『なんでこんなマズいんじゃー!』って文句言ってる人がいたら思うでしょ、『そしたらお金だしてもっといい店行きゃーいいのに…』って。
ただ、もちろん安くて美味い店ってのもある訳で、そんなお店を探すのが『仕事』だと思うわけです。
なんか香港来てから、これまでよりは色んな人と中国の工場に行く機会が増えて思うのは、『妥協しない交渉』とか言って、とりあえず手当たり次第駄々コネて、無理言って、値切って…それが『仕事』だと思ってる人が、まぁー多い。
そこに時間とパワー使うなら、もっと色んな工場と会えばいいのに…って本当思う。
冗談みたいな話だけど、八百屋に行って『マグロ買いたい』みたいな交渉してる人、ホントたくさんいるんだから…
で、なんの話だっけね…
