東京タワー
オカンとボクと、時々、オトンとマックブックエアー
この本は、かなり想い出がたくさんです。
この本を僕が読んだのは、オカンが入院してた時。
僕はこの本を読んだときに、その時の自分の状況と本の内容がシンクロ率180%すぎて、世界初の泣きすぎて脱水症状で死ぬ第一号になるところでした。
でさ、僕は病室でヒマだろうオカンにこの本を初めてAmazonで買って、配送先を母親にして送ったんです。
後日、オカンが入院してる佐賀の病院にお見舞いに行って、オカンに感想を聞こうと思ったら、オカンが
『あの本、読もうと思ったら、お父さんが面白そうだから読んでみる!って、家に持って帰っちゃった…』
って。
オトン…なんてことするんだ…と、当時は本気で思ったね。
結局、オカンは僕が人生で唯一オカンに送った本を読むことはなく亡くなってしまったんだけど、亡くなってからしばらくして、オトンが
『カブトムシ、おまえがお母さんに送ったあの本、いい本だな…』
って…。
それからとゆうもの、佐賀の実家の居間にあるオトンの本棚にこの本があるのを見つけると、とても複雑な気持ちになるんだわな。
そんなこんな東京タワー。
笹塚に着いた次の日、古本屋さんで200円で売ってあって目についたので、部屋のディスプレー用で買ってたんだけど、この『東京タワー』、これって舞台はここ笹塚で、リリー・フランキーさん自身ホントに笹塚に住んでいたみたいです。
最初にこれ知ったとき、かなり笹塚好きになったけっね。
リリー・フランキーさんが笹塚に昔住んでて、『東京タワー』の舞台が笹塚で、それを知って興奮する僕は来週末、香港に帰ります。
