先日乗り継ぎで一瞬寄った成田空港。
そういえば成田空港での乗り継ぎってのは初めてでした。
とりあえず一時間といえどもせっかく日本に来たんだから、なんか買わないと損した気分になります。
なんかないかなーなんかないかなーとフラりと立ち寄ったTUMIのお店。
リモワのスーツケースを買ったばかりなんで、特に欲しいのはないんだけど、如何せん販売員のお姉さんの愛想がハンパなく素晴らしい。
そう、僕は接客に弱い。
お姉さんから色々商品の説明を受けていたら、何か買わないと申し訳ない気がしてきます。
『はい、はい、へー、そうなんですねぇー』
と、話を聞けば聞くほど買わないと申し訳ない地獄にはまっていく。
お姉さんは容赦なく機内持ち込み用のスーツケースをオススメしてきます。
流石に、流石にもはやスーツケースはいらない…
ただ、話を聞いていると『ちょっといいかも…』と思い出してきてしまう。
これがしがないオッさんの販売員さんなら、サラリと
『あ、結構です、はい。』
とゆえるのに、愛想の良い素敵なお姉さんにゆわれると
『へー、いいですねっ!』
となってしまう不思議。
ただ、どうしてもスーツケースは買ってあげられないので大変申し訳ない気持ちいっぱいでSALEになってたトラベルポーチを買わせて頂きました。
5,000円ちょっとでした。
なんだろう、何故僕はもはや申し訳ない気持ちになっているんだろうか…
とりあえず、申し訳ない気持ちいっぱいで、もはや申し訳ないオバケとなり、僕はお店を出ました。
ただ、申し訳ないながらもスッキリです。
愛想のいい素敵なお姉さん、もとい販売員さんから何か買うのは、もはやお金で買えない価値だと思われます。
その後に向かったのが本屋さん。
ここは、いい。
何がいいかって、接客されないからだ。
因みにさ、洋服屋さんにしろ靴屋さんにしろ店員さんって接客してくるじゃない?
本屋さんの店員さんって、接客しないよね。
全部が全部そうなったらアレだけど、接客する本屋さんってあっても面白そうだよね。
『あ、その作者好きです?そしたら、この作者さんも好きな感じだと思いますよ!』
的な接客だったら、僕は全然アリだね。
なんか前に記事で読んだんだけど…ちょっとその記事探します。
これこれ、北海道の『いわた書店』さん。
一万円選書ってサービスで、要するに、お客さんの嗜好を加味して一万円分の本を選んで送ります!ってサービス。
これ、ガチだね。
大人気らしいですわ。
こうゆうの、純粋に素晴らしいと思います。
とりあえず僕は僕で成田空港の本屋さんで、もはやこれを買いました。
百田さん、この人の作品、面白いです。
なんか『面白い』ってのがもはやお笑い的な『面白い』でしか使われなくなってきてるなか、この百田さんの書く文章は、本当の面白さがあるような気がします。


