まぁ、その、二人の女性の大臣が辞任されたわけで、色々書きたいこともあるけれど、どうせ話がそれていって最終的にはポチの話になるから、とりあえず今回はやめておきます。

因みに一つだけ言うと、なんというかこういうことが政治家やいわゆる公務員におこるとだ、どこからともなく聞こえてくるんです。

『税金で喰ってるくせに…』

って。

もうね、そういうコトを日本国民として同じ日本国民に向けていうのは、怒りを通り越して、もはや哀しい次元です。

因みに大概、このセリフが大きく聞こえてくるのは世の中景気が悪い時だからね。

カブトムシリサーチによると、大概このような『税金で…くせに』ってセリフを公務員に吐くような人は、人間的及び社会的地位をかなりの確率で自分より下に見てます。

まさしく『下僕(げぼく)』のように思っているんじゃないでしょうか。

公務員は公僕であっても、間違っても下僕ではありません。

だから僕は思うんです。

『あなたのような公務員を無条件で蔑んでいるような人がいるから公務員も気苦労が絶えないのよ…だから、少しくらい給料が良くないとやってられないんですよ…』

と。

確かに『お役所仕事』ってのは存在してて、はっきりいって僕もそういう習慣は大嫌いだ。

ただ、それはそれであって改善されるべきで、給料が税金から出てるからかどうかは全く関係ないことだ。

なんかの資料の提出に役所にいって窓口の人の対応が悪かったら、それはその窓口の人の問題であって、少なくとも窓口の人の給料の出元が税金かどうかってのは関係ないと思うんだが…

そもそも、出元は税金かもしれないが、だから何だというのだろうか?

某政治家がやれ一杯いくらのバーで飲んでるだ、庶民感覚が分かってないだ…

何が問題なのかワケワカメ、もはや海の幸レベル。

その人の口座に入金された時点で、それはもはや『税金』ではなく『自由に使っていい給料』なのにだ。

どうも『税金で…くせに』って人は、公務員や政治家各人の口座に振り込まれたあとまでも、それがあたかもまだ税金だと思っているのではなかろうか。

因みに、公務員でない人はどんな人かというとほとんどが民間の会社で働いているような人だ。

で、一般の会社でいうと公務員のポジションは、経理部や総務部のようなポジションではなかろうか。

例えば、景気がいい時はみんなにたらふくボーナスもでて、給料も上がってみんなハッピーだ。

ただ、景気が悪くなって会社の業績が落ち出して、社員の給料が一律下がりだすと、どこからともなく…なんとなく営業部あたりからどこからともなく聞こえてきだすんです。

『経理部・総務部のやつら、自分らは利益をなんも生み出してないのに給料もらって…』

って。

なんか『税金で…くせに』って捨て台詞は、業績が落ちてる会社の心の狭い営業マンの捨て台詞そのものだ。

因みにそんな営業マンに対して、決して声にはださないが、得てして経理部や総務部が思うことは、

『もっとお前が稼いでくりゃ~いいんだよぉ~』

だ。

人は、

『幸せは他人と比べて感じるものではない。自分自身で感じるものだ。』

なーんていかにもFBで

『シェアさせて頂きます!』

みたいなことを、ぬけぬけと口にする。

確かに条件付きで、それは真理だと思う。

その条件というのは、

『幸せは人と比べて感じるものではない。自分自信が感じるものだ。(ただし、全員が幸せを感じている時に限る)』

世の中景気がいい時に、公務員がレクサスに乗ってても民間人がみなベンツのSクラスに乗ってれば、誰も公務員に文句は言わないだろう。

景気が悪くなって民間人がベンツのSクラスを手放して中古のカローラに乗り出すと、

『なんで公務員のくせにレクサスなんか乗りやがって…』

となる。

悲しいかな中古のカローラじゃ幸せを感じられなくなるんだな、隣の家の公務員さんがレクサス乗ってると…

ポチはさ、免許を持ってなかったから、ベンツにもカローラにも多分興味なかったと思うんだよね。

もはや免許を持ってたとしても、運転出来ないから、絶対興味なかったと思うんだよね。

ポチはいい子だ。


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