なかなかi-D Magazineが見つかりません。

カバンの中も机の中もアマゾン・チャイナも見たけど、見つかりません。

このままだともはや夢の中で踊りかねないので、実はアマゾン・ジャパンで見てたら、あるわあるわ。

バックナンバー含めてあるわあるわ。

で、色々見てたら、もはや普通のi-D Magazineを越えるものがあったので、もはやポチりました。

書籍や音楽関係などに限るみたいだけど、香港に居ながらにしてアマゾン・ジャパンで買い物が出来るって素晴らしいです。

しかも、届くのが早い。

ポチってから、2-3日後には届いたように思います。

因みに、うちで一番最初に飼ってたワンちゃんの名前はポチでした。

僕が小学校に入学した春、近所のスーパーで飼ってる犬が子犬を産んだと聞いて毎日ひょこひょこ見に行ってました。

『かわいなぁ、かわいなぁ』

ってね。

因みに住んでた町は、佐賀の中でも田舎なんでね、近所の人の名前はもちろん飼ってるペットの名前まで周りに知れ渡るような、そんな小さなコミュニティーでした。

ポチのお母さんの名前はシロで、お父さんは、シロを飼ってたスーパーの斜め前にある板金屋さんが飼ってたポギーという犬でした。

シロが子犬を産んだ時に、たしか4-5匹産まれてたんだけど、1匹、また1匹ともらわれていって、最後に残ったのがメスのポチでした。

で、毎日毎日子犬を見に行ってて、1匹また1匹ともらわれていくのを見てたら、凄く悲しくなってどーしてもどーしても犬を飼いたくて両親にお願いしたのを覚えています。

お願いしたら、

『オスだったらいい!』

と言われて、喜んでスーパーのおばちゃんにポチをもらいに行きました。

で、家にポチを連れて帰ってきて、今となってはバカらしいんだけど、

『ちゃんとおチンチン付いてるから、大丈夫でしょ?』

と説得してポチを飼うことを親に了解してもらったんだけど、今考えれば親ももちろんメスだと分かってたよな…

で、ちょっと公序良俗に反するかもしれないけど、もはや時効だろうから書くと、僕の住んでた町って犬を飼ってる家って結構あったんだけど、当時はほとんどの家が放し飼いでした。

今は流石に僕の田舎でもほとんどの家が放し飼いってのはないとは思うけどね。

ただ、ポチは子犬だったんで、首輪をして、クサリはなかったんでロープみたいなヒモでウチの中庭につないでいたんです。

で、ビックリなのがウチにポチが来て数日後。

夜までポチがいたのに、朝になったらいないのよ。

凄い落ち込んで学校に行ったのを覚えています。

で、学校から帰ってきたら、母親が

『Oさん(スーパーのおばちゃん)から電話があって、ポチがシロのとこに戻ってるってよ!』

と、聞かされポチを取りに行きました。

ただ、この朝になる度にポチがいなくなる事件が何度も続いて、当時は母親も本当に不思議がってて、ある晩、母親と一緒に夜中に中庭にいるポチを見張ってたんです。

そしたらそしたら。

なんと現れたのは、ポチのお父さんのポギーで、ポチがつないであるヒモを器用に食いちぎって、ヒョイッと口でポチの首を噛み抱えて、スタスタと連れて行ってました。

あの光景には、子供ながらにとても感動したよね。

自分の子供だって分かってるんだ…って。

僕の地元で飼われていた犬はもはや99%が雑種(因みに19歳の時に一年間東京に住んだんだけど、その時にペットショップに、それまで図鑑でしか見たことないような色んな犬種の犬がいて、しかもそれらの犬がバカ高い値段で『売られている』というのは、かなりカルチャーショックでした…)だったんだけど、ポギーはオオカミのような風貌と毛並でケンカも強く頭もよくて、常に街中を6-7匹の手下を引き連れて歩き回ってる町のリーダー的な犬で、当時はとても有名な犬でした。

放し飼いの犬が6-7匹の群れで歩き回ってるとか、東京だと信じられない光景だよね。

ちょっとこのままいくとポチとポギーを題材にした小説、もはや映画化される勢いだからちょっとここら辺で止めておこう。

i-D Magazineの話で書きだしたつもりが、いつの間にかポチの話になってたよ。

寝よう。

おやすみかづきの夜


rakugaki:01