先日の朝、出社中にオフィスの入ってるビルの1階のエレベーターホールでエレベーターを待っていたら、同じオフィスで働くAさんが来ました。

個人的な話だけどAさんは、僕のタイプの女性です。

Aさんは、話しかけてくれる時は凄く優しく愛想のいい笑顔を見せてくれるんだけど、ふとした時に見せる『なによ、このブタ野郎…』というクールな表情が、たまらなくたぎります。

これまでエレベーターホールは、もはやエレベーターを待つ場所とだけ思って35年間生きてきたけれど、エレベーターホールでエレベーターが降りてくるのを待っていたら、まさかAさんが舞い降りてくるなんて…

明日からむやみにエレベーターホールでプラプラしそうな自分が心配です。

取り敢えず、これまでAさんと二人で話したことなかったので、話さねばっ!と思って、iPodから流れてくる『My Sweet Darlin'(Live版)』を止め、イヤホンを耳から外すと、まさかのAさんが天使のようなエンジェリック・スマイルで話しかけてきてくれました。

『カブトムシさん、おはようございます!今日は朝、スタバには行かなかったんですか?あっ、そのフェンディーのバッグ、オシャレですね♡カブトムシさんが初めてそのバッグで会社に来た時、私の隣の席のKさんと『カブトムシさん、オシャレだよね!』って話してたんですよ♡』

もはや会話は英語なので、僕のヒアリングはかなり怪しいが、意訳するのが得意な僕には、確実にこう聞こえました。

初めて出会う男女二人の会話において、これ以上素晴らしい会話の始まり方があるだろうか?

もはや最高の会話の始まりです。

もはやこの会話の始まりを、そのままニューヨーク現代美術館の『人類が交わした最高な会話展』に飾りたいくらい最高です。

ただ、その後がかなりパンチが効いてました。

『因みに、そのバッグいくらなんですか?偽物ですよね?でも、凄くいいです!』

うぅ…

思わず日本語で言っちゃったよね、

『えーっ!?』

って。

そうか…そうだよな…

そりゃ、ピンクの短パンにOBEYのTシャツを着てる僕がフェンディーのバッグなんか持ってたら、そりゃ偽物だと思うよな…

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今度からこのフェンディーのバッグを使うのが、もはや虎馬になりそうです。