とりあえず部屋に荷物置いて、コーナーショップのCさんのとこに向かいました。
で、Cさん、一時お店を閉めて一緒にお茶しにCさんの友達のカフェへ。
Cさんのペット、チャーシュンも一緒に。
Cさんはお店をやってることもあり、性格もかなり明るいこともあり、あとは旦那さんがイギリス人ということもあり、地元の人から長洲に住む欧米人からホントに知り合いが多い。
お茶してたら、通る人通る人Cさんに声をかけていって、その度に
『彼、私の新しい日本人の友達のカブトムシ!』
と、紹介してくれる。
途中、大学生くらいの女の子が通りかかったとき、
『ねー、あの子どう思う?』
と聞いてきたので、どうもこうもないんだけど、当たり障りなく
『うん、いい人そうだね。』
と言うと、
『あの子、お父さん日本人でお父さんはすぐそこでレストランやってるのよ。そうだ、今からお父さんに会いに行こう!大丈夫、私、奥さんと仲良いから!どちらにしろあなた、この島にはよく来るんだから、日本人がやってるレストランを知ってて、損はしないでしょ!』
と。
もはや展開が早過ぎて、あまり意味がわかりません。
グレーのTシャツを着た女の子を見た5分後に、そのお父さんに会いに行くとか、まさしくもはやの世界です。
Cさんにソッコーでレストランに連れて行かれ、まずは香港人のお母さんと挨拶をして、なぜか紹介されたお父さんに、
『あ、なんかすみません…日本から着たカブトムシです。この島が好きでよく来てます、はい…』
と、もはやしどろもどろ…
お父さんと僕が日本語で話すのを見ながら隣でCさんは、満足げだ。
香港の高層マンション街にはもはやなくなってしまった近所付き合いが、この島にはまだまだ現役バリバリ残っています。
因みにCさんに、部屋を借りるのが大変だったことを伝えると、
『そりゃそうよ、ID持ってない男が一人でしょ?知ってる?長洲って自殺に来る人が多くて有名なのよ。特にみんな渡假屋の中でね。そりゃ、貸したがらないよ。ってゆーか、今度泊まりで来るときは友達が海沿いに一部屋余ってる物件持ってるから、早くいいな!』
って。
確かに、今書きながら思い出したけど、先日Kさんファミリーと食事に行ったとき、僕が週末泊まりで長洲に行くかも…と言ったら、香港人の奥さんのAさんが、確かに自殺する人が行く島みたいなコトを言ってたわ。
しかも、炭で、って言ってた…
僕が今夜泊まってる部屋、サイズ的にも小さくて…
まさか、ねぇ…
僕は幽霊はあまり好きじゃないんだけど(美人は除く)。


