先日、イタリアにいる時にBOSSから

『最近なんか映画みた?』

と聞かれたので、香港を発つ前にみたこれを伝えました。

『末代皇帝ー溥儀』こと『The Last Emperor』

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そしたらBOSSが

『おぉー、あの映画イイよね~!子供がさぁ、戦闘機のゼロ戦にさぁ…』

と。

ん?

ゼロ戦?

話を聞けば聞く程、僕は一歩づつ確信に近づいていきます。

そうです、BOSSが話してる映画は、ラスト・エンペラーじゃなしに、確実に『太陽の帝国』なんです…

確かにこの二作品の位置付けは同じような立ち位置にあります。

中学時代、数学のY先生という先生がいたんだけど、熱血先生でたまに従業時間に数学を教えずに生徒に映画を見せるというハードコアな先生でした。

もちろん映画のセレクトも『日本一ビキニの似合う57歳』の様な嗜好性の高いものではなく、Y先生がこれから社会に飛び立つ僕らに是非見ておいて欲しい!と当時思っていたかどうかは分からないけど、そんな映画のセレクションだったように思います。

で、偶然なんだけど、このラスト・エンペラーと太陽の帝国は、このY先生の数学の授業中に見た作品なんです。

そんくらい素晴らしい作品というコトなんです。

確かに時代背景も似てるしね。

とりあえずBOSSは気分よく太陽の帝国のストーリーを話してるので、

『そうっすね~、いや~ホントにもう、そうっすねぇ~』

でなんとか映画の話を切り抜けきりました。

『そうっすね~』は、サラリーマンが最初に覚えるマジカル・ワードです。

このフレーズさえ使いこなせたら、大概の局面は無難に切り抜けられます。

要するに、もし見たことなかったら、この2作品はホントお勧めです。

特にラスト・エンペラーに関しては、最初にウィキペディアで、この主人公の溥儀さんのコト及び時代背景を頭に入れてから見た方が、より楽しめると思います。

溥儀さんこと愛新覚羅溥儀さん、亡くなられたのが1967年だから、まだ亡くなられてから50年も経ってない、つい最近の実話…というかもはや史実なのが驚きです。

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