因みにJさん、移動用に原チャリまで借りてくれていました…
至れり尽くせりとは、もはやこういうコトを言うんだろう。
で、昨日バーで仲良くなった子たちみんなと待ち合わせして、ローカル人お勧めのタイマッサージに行くことに。
原チャリなんて、最後に乗ったのは…もはや2-3年前の波照間島でか。
しかも、波照間島、確か信号もなんもないような島なんです。
そんくらい道では誰ともすれ違わなかった記憶があります。
からの、タイでいきなし原チャリは若干ハーディーでした。
Jさんから
『乗り方分かる?』
と聞かれて
『自転車&バイク屋の息子だから大丈夫!』
と、全く答えになってない返事をして、いざ街に繰り出しました。
バンコクはまだ市内をみてないから分からないけど、プーケットは幹線道路以外の小路には、スピードの出し過ぎを防ぐためにバンプっていうのか、道にあのボコってしたのが至るところにあるんだけど、『スピードの向こう側』世代の僕は、そのうちの一個のバンプにギリギリまで気づかずに、あえなくヒデブーしてしまいました。
地元の子が
『うわ…病院行く?』
と聞いてきたけど、会社でかけてもらってる保険が香港国外でも使えるのか不明だし、日本のBOSSから『やっぱりおまえを一人で海外に出しとくのは危ないから日本帰ってこいっ!』と言われても困るので、気合いで『I am OK!』。
昔から『男は義理と人情と痩せ我慢』と言われてる通り、ここは痩せ我慢の見せ所と踏みました。
因みに先月マレーシアに行ったときも、腕をヒデブーしてて、最近生傷が絶えない人生です。
とりあえず近くのコンビニ行って、女の子が応急処置をしてくれました。
この子がまたデキる子で、優しいんです。
ペットボトルの水で傷口を洗い流して消毒して、ガーゼで塞いでテープで留めて…
こういう人を奥さんにもらえたら素敵な結婚生活なんだろう…と応急処置してもらいながら思いました。
因みにこの子、バーで会ったときは20代後半だと思ってたら、まさかの18才でした…
僕の年の半分か…たぎります。
因みにJさんは僕の父より年上なんだけど、本気でこの子に恋してました…
とりあえず応急処置もしてもらったら、まさかのその子が
『OK、Let's Go!』
と…
いやいや…
あなたさっき『病院行く?』言うてたやん…
そんくらい結構痛いんで休みたいんだけどと思いながらも、やはり微笑みの国タイ。
笑顔で
『OK!』
と言ってしまいました…
で、近くのローカルのマッサージ屋さんに行ったら、安いっ。
一時間150バーツ、500円しないくらいです。
痛い足を引き摺りながら、着替えたら、ベッドにみんな並んでマッサージを受けました。
受ける前に、女の子に
『足を怪我してるからマッサージする人に怪我してる所はマッサージしないように伝えて!』
とお願いしてベッドで待ってたら、おじさんが登場。
ただ、おじさんを見た瞬間、なんとも言えない気持ちに…
Mr.マリックさんクリソツのおじさんでした。
マッサージの部屋は灯りを落とした暗い部屋なんだけど、おじさん、マトリックスみたいなサングラスをかけていたんです。
僕はね、覚悟を決めましたよ。
マッサージが始まって僕の予想は当たっていました。
マッサージ一発目から、つい30分前にヒデブーした箇所をガンガン攻められます。
そう、おじさんは目の見えない方でした。
ただ、足を怪我してるからといって目の見えるマッサージの人に代わってもらうのは、大変申し訳ないから、『男は義理と人情と痩せ我慢』第二章を受け入れました。
正直、辛かった…
マッサージの痛みよりも、痛かった…
まさに、悶絶。
声を出しては失礼だと分かっているけど、痩せ我慢にも限界がありました。
人生でワースト3に入る一時間でした。
一時間後、マッサージが終わった後の僕は、ありえないくらい汗びっしょりでした…

