クアラルンプール、金曜の夜に着いたんだけど、土日は現地在住のMさんに色々案内してもらいました。
そう、Aloftホテルを勧めてくれたのも彼女です。
因みにMさん、僕と同じ年なんだけど、九州出身で九州弁・標準語・英語と話せて、今マレー語を修得中というデキ女な上に容姿端麗・自称我儘という素敵な女性(独身)です。
さて、そんなMさんに色んなとこを紹介してもらったんだけど、中でもマッサージ屋さんが桁外れにインパクトがありました。
僕は若干マッサージジャンキーでこれまでピンからキリまで色んなマッサージに行っています。
因みに一番最低だったのが年末にKくんと行った恵比寿のマッサージ。
マッサージというか中華系のちゃんばーが背中を撫でるだけという非常にやるせないマッサージ屋さんでした。
一番最痛だったのが東京ドームの野球観戦の後に、Nくん・Yくんと行った九段下のマッサージ。
あそこのちゃんばーは、南斗水鳥拳の使い手でまぢシヌかと思いました。
が、そんな過去最痛の記録を超えるゴッドハンドの持ち主がマレーシアにいました。
マッサージ屋さんに入り、Mさんはフットマッサージ、僕は全身ボディマッサージをお願いしたんだけど、僕の担当即ちパートナーは、鬼軍曹と呼ばれた新日本プロレスの故・山本小鉄さんをふた周り大きくした感じの中華系のちゃんじーです。
マッサージ、それは攻め手と受け手のおりなす一種のアートです。
山本小鉄さん似のちゃんじーを見て、『これは素敵な芸術作品になるな…』と確信しました。
着替えを済ませ、ベッドに横になるとちゃんじーが、その熊の様にゴツい手で僕の背中の中心を確かめるように触り出した刹那、僕は直感で『マズイっ』と悟りました。
『このちゃんじー、確実に殺しにきてる…』
と。
そこからの45分一本勝負、まさに地獄でした。
たまに痛いんじゃないんです。
全てのひともみひともみが、秘孔の穴をかっぽじるが如く全て激痛なんです。
特に腰周りを攻められた時に、最初に右腕がシビレだして最終的に右上半身がシビレて動かなくなった時、ホンキで
『これ、障害が残ったら、会社の保険、適用されるかな…でもな…BOSSに『はっ?なんでマレーシアなんかそもそも行ったんだ?』とか言われたら、どうしよう…』
と本気で考えた程、凄まじい激痛でした。
隣の隣にはMさんもいるし、他のお客さんもいたので出来るだけ我慢しようと思いましたが、それでも声が出てしまう程、ちゃんじーは僕を殺しにきています。
このちゃんじーは、確実に『コロシのライセンス』を持っている揉み師です。
特に大技を出す前にわざわざ
『リラ~ックス』
って言ってくるんだけど、リラ~ックスの後には猛烈な激痛がくると分かってしまっているので、リラックスどころではありません。
僕の背中に乗って、全体重をかけて足の親指で、僕の頭と首の付け根の秘孔をつかれた時、もはや僕は白目をむいてヨダレをたらしてしまいました。
このちゃんじー、間違いなく過去最強にして最凶でした。
クアラルンプールでマッサージ行って、山本小鉄さん似の揉み師が出てきたら、死んだと思ってください。
