区役所の入り口の所に案内がありました。
全部ひらがなですわ。
あと、目が見えない人の為に点字が補記されています。
誤解を恐れずにいうと、僕はこういうのの感覚が好きだ。
因みに、僕は区役所の事をバカにするつもりもないし、ただ、『こういうの』って、何気に世の中に溢れてるよね、っていう。
ようするにさ、ここに書いてあることって、
『あじあのじょうせいをふまえて、これから、にほんがとるべきしゅうだんてきじえいけんのかいしゃくとは?』
みたいなもんじゃない?
恐らく、恐らくあの案内は、まだ漢字が読めない人、つまり子供宛に向けての案内だと思うのよ。
ただ、一歩足を踏み込めば、周りの案内やポスターは全て普通に漢字が使われているし、そもそも漢字も読めないような子供が一人で区役所に来て、何か出来るの?っていう。
さっきの例えでさ、結局、全部ひらがなにすれば、子供でも文章は読めるんだけど、読めたところで、ほとんどの子供に『集団的自衛権の解釈』なんか分からないよね。
もちろん、もしかしたら決まりで点字の文章に併記する際は、ひらがなでなければならない、みたいなのがあるのかもだけど、こういうのの感覚って面白いなと思います。
例えば、最近だと、香港の引越しに備えて色々な会員カードだなんだって解約してるんだけど、まぁー、解約の手続きが煩雑なわけなんです。
HPにさ、『お客様の満足度No.1を目指して!』的なコピーがありつつも、解約のページが探せない探せない…全く満足できないんです。
もはやアレか、何かしらのサービスや契約を『解約』しようとしている人は、『お客様』じゃないんだろうね、会社にとっては。
サービスなどの満足度をあげよう!と頑張ってる会社が、逆にそのサービスをやめようとする人には、出来るだけ手続きを煩雑にして『やめよう』としてることをやめさせようとしてるんだから、そういうギャップというか感覚が面白いね。
先日、とある業界のリーディングカンパニーで働く友人がボヤいていました。
簡単に言うと、とあるプロジェクトの仕組みを考えていて、それが完成すれば100万円の利益が出る、と。
で、会社はその仕組みが法的に大丈夫か調べる為に弁護士事務所に相談して、相談費用が300万円でした、と。
『もはやなんの為に働いているのか分からなくなる』って。
ただ、こういうコトって、世の中にありふれてると思うね…
