2002年の正月に上京してきて、12年と半年が経とうとしています。

当時22歳だった僕ももうすぐ35歳になろうとし、大人になるにつれて少しだけ素敵なご飯屋さんなどにも行けるようになりましたが、が、が、が、ですよ。

今夜はネクスト・レベルというか天上界のような世界を一瞬だけ見せてもらいました。

仕事の後に車で迎えにきてもらったんだけど…

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見た瞬間、たぎりました。

エンジン音を聞いて、たぎりました。

助手席に座ろうとドアを開けようとしたら、もはやどうやってドアを開けていいのかさえ分からなくて、たぎりました。

フェラーリやポルシェはよく見かける東京でも、流石にこれはなかなか見ないからね…

アストンマーチンのラピード・2014年モデル

僕が上京して一人暮らしを始めて、これまで払ってきた家賃をぜーんぶ合わせても、全くもって買えません…

買えてハンドルくらいじゃないでしょうか。

もはや降参です。

降参たぎりです。

そりゃ、ジェームス・ボンドもこんなの乗ってたらモテるのも納得の車です。

そんなアストンマーチンに乗せてもらって、六本木のレストランへ行きました。

最初にドリンクのメニューを見ると、コーラの値段が僕の知ってるコーラの値段より0が一つ多いです…

オーストラリアの牛さん、日本の牛さん、アメリカの牛さんのステーキを頂きました。

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食べ比べよう!っても、日頃から焼いたら縮む肉ばかり食べてる僕には、『食べ比べ』もなにも、もはや全部が美味しくてしょうがありませんでした。

それから食後のデザートを食べに移動したんだけれども、その…なんでしょう…

とある建物に入れて頂いたんだけど、おとぎ話のような建物でした。

もはやたぎる気力も失せる程、ア然としたよね。

デザートを食べたとこもそこはそこでメニューみたら、またドリンクの値段がオカシイことになってるし…

ハンバーガーが¥13,000とかさ…

もはや通貨がウォンでも、それでも高い…

なんでしょう、今回は流石にちょっと天上界すぎて

『よし、僕も頑張ろうっ!』

と思うのさえ烏滸がましいレベルだったけど、現実、こういう場所もあるんだ、というコトを見せてもらっただけでも、もはやありがたき幸せであります。

帰りは渋谷駅まで送ってもらったんだけど、電車に乗るために地下に降りるとき、さっきまでとのギャップのデカさで一気にリアルに戻されました。

アストンマーチンからの電車って、かなりリアルです…

因みに、食事だけでも全然嬉しかったんだけど、まさかのプレゼントを頂きました。

しかも、サラっと…

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モンブランのスターウォーカーシリーズのボールペン。

『いいのを1本くらい持ってた方がいいよ!』

と。

もらった時はちょっとクールにしていましたが、正直、たぎり泣きしそうなくらい嬉しかったです。

これまでモンブランというとなんとなく『大人』っていうイメージで、僕はパーカー派だったんだけど、まさかこういう形でモンブランのペンを持てるようになるとは思ってませんでした。

家に着いて、改めてボールペンを見ていたら、保証書が付いていて日付が今日の日付でした。

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わざわざ今日会う前に買いに行ってもらったと思うと、その気持ちがもはやありがたいです。

なんかこの一ヶ月は、不意な出費が続いて凹みガチでした。

仏壇、当日購入の航空券、アニエス・ベーのデニムパンツなどなどなど…

ただ、先日もらった『シャララ』クリアファイル、サン・ローランの小銭入れや今回のモンブランのボールペン…

そう考えると『金は天下の回りもの』ってのも、あながち本当なんじゃないかと思えます。

というか思いたいです。

もはや思わないとやってられません…

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