永く生きれば生きる程、約束をする回数も増え、その約束を破られる回数も増える。
特に異性とのデートの約束に関しては、様々な政治情勢も関わってくるからどうしても複雑になってくる。
プロ野球選手は三回の打席中に一回ヒットを打てば名選手と言われるように、プロ約束選手もやはり三回のデートの約束で一回行ければ、かなりの名約束選手と言われています。
僕はこれまでの数少ないながらの経験から、約束を破棄される、即ち債務不履行時の理由は、大概のコトには『しょうがないな』と、思えるようになった。
『今日急にミーティングが入ったからまたリスケで、ゴメン!』
しょうがないな…
『そういえば今年うるう年だからやっぱ無理、ゴメン!』
しょうがないな…
『今日憲法記念日だからちょっと行けない、ゴメン!』
しょうがないな…
『ANAってAll Nippon Airwaysの略なんだってね、知ってた?ゴメン!』
しょうがないな…
『いい国作ろう鎌倉幕府、御免!』
しょうがないな…
もうね、しょうがないよね。
僕との約束なんかより、そりゃいい国作る方が重大なコトだからさ。
今年一番、しょうがないなぁーと思えたのは、アレは六月の梅雨の季節でした。
その日は生憎の雨。
『今日は気圧が低いからゴメン!』
カッコいいなぁと思ったよ。
知的だよね。
帰りにハンズに寄って、気圧計を買おうかと思ったよ。
