要するに、何を幼馴染に聞いたかというと…
僕は海外出張の手配をするという仕事柄自分含め会社の同僚のホテルをよく予約する。
その時に気付くのが、基本的に日本以外の国は『部屋単位』で金額が設定されている。
僕の仕事では国内の出張は、ほぼないので社会にでてこれまでもずーっと、この部屋単位の金額設定に慣れて、日本もそういうもんだと思っていた。
で、とある時期から一人旅をするようになって気付いたのが、日本は部屋単位ではなく『人数単位』の金額設定だということに。
しかも、ネットで予約する時、多くのサイトのデフォルトの人数設定がご丁寧に『二人』という、一人旅派にとって嫌味以外何物でもない設定のサイトが多い。
一人旅をする人、あるんじゃないでしょうか、間違って一人分でいいのに二人分で部屋を予約してしまい、金額を倍取られた経験?
かくいう僕も最初の頃、よくやってました…
なんでもかんでも海外のシステムが素晴らしいとは思わないどころか、日々『日本に生まれて良かった~』と思う日本贔屓な自分でも、流石にこれは海外の部屋単位の金額設定が明朗解決なんじゃないかと、ずーっと思っていた。
『なんで日本だけ人数単位の金額設定なんだ?』
と。
ホテル業界で働く幼馴染の彼女は、そんな僕の『なんで?』に明快に答えてくれたんだよね。
それが正しいの間違っているのか分からないけど、すごーく説得力があるもので素直に『なるほど…ザ・ワ』となったね。
要するによ、日本のホテル業界の商習慣ってのは、遡るコト『旅館』のシステムだと。
むかーし、むかし日本にまだ『ホテル』って概念やら言葉が入ってくるまでは、宿泊施設としては日本には旅館が基本だったと。
で、旅館ってのは『一泊二食付き』ってのが基本サービス、つまり宿に着いて、お風呂からあがったら布団がひいてあって、夜ご飯がいい具合に準備されてて、食べたら『余は満足じゃー』って寝て、『おはざいまーす』して、朝ご飯だしてもらって…
そんな一泊&『二食付き』ってのが、日本独自の文化というか商習慣というか。
確かに日本らしいサービスといえばサービスだし、今でも旅館と云えば、この一泊二食付きってイメージだわな。
なんで、海外の『部屋に何人泊まってもいいけど、食事とかあとは好きにしてねー』式ではなく、日本では食事まで含めた対『人』に対してのサービスとしての料金を頂く、という考えでやってきたらしいのよ。
i.e. 日本のホテルの料金設定は『部屋単位』ではなく、『人数単位』である。
聞いた瞬間、感動したわ…
やっべぇー…ってなったわ。
なんて日本人らしいサービスなんだと…
ペニンシュラだ、ハイアットだに泊まって、夜ご飯はデニーズだサイゼリアで食事をするのも自由だし、それはそれでアリだとは思う。
蛾、日本人らしいかどうかというと確かに…
もう完全にマーベラスな回答を頂きました。
もうね、この説が本当かウソかは関係ないね。
今後、誰かに同じようなコトを聞かれたら『しょーがないなー』とか言いながら、ばっちしこの回答をしてあげよう。
世の中のSNSで出回ってるウソ臭い作り話の『いい話』より、全然この話が日本人らしくて『いい話』じゃない。
自分で『イイね』ボタン押すところだったわ…
ただね、個人的には、やっぱ『部屋単位』の金額設定がいいね…
個人的にはね…