働いているオフィスが入ってるビルにはエレベーターが二基並んでついてんだけど、二基のうち向かって右のベーターが少し広くて全身が映る大きさの鏡がついてんの。

で、通常ベーターを利用する時は、左右両方のベーターを呼び出すように二つのボタンを押すんだけど、やっぱ右の鏡が付いてるベーターが先にきたら、ちょっと『ラッキー♫』的なね。

別にベーターの中で鏡に向かってカッコつけるわけでもないんだけどさ。

で、思ったわけ。

こういうのが『小さな幸せ』っていうのかな…って。

ただ、よく言うじゃない?

『小さな幸せ』をたくさん集めましょう!的な。

で、考えたのよ。

毎回ベーターを使う度に鏡付きのベーターが使えたとしたら、だからといって自分の人生がどうにかなるのか?と。

だいたい『小さな幸せ』を集めたら、どうなるのよ?と。

山崎パンのシールを集めて、なんかマグカップとかもらう方がだいぶ幸せなんじゃないか?と。

そもそも『鏡付きのベーター』は『小さな幸せ』なのか?と。

もしそうだとしても、『だいぶ小さな幸せ』なんじゃないか?と。

もはや何が正しくて、何を信じればいいか分からない世の中ですな。


photo:01