彼らは岡山県の倉敷市や総社市を流れる高梁川等を上流まで遡ったようです。

総社市内には鬼ノ城があるほか、3,500年前のイネの種子が発見されています。

高梁川上流の広島県神石高原町からは耕作に使っていた可能性が高い縄文時代の石器も発見されています。

 

総社市にある鬼ノ城

 

 総社市といえば初期のヤマト王朝のために重要な貢献をした吉備王国の本拠地ですし、高梁川沿いを中心に今後も日本の農耕史を塗り替えるような発見が続きそうな地域です。

 

 神武天皇を勝利に導いたヤタガラスも彼らの同族の紋章だったとの説もあります。

   吉備氏は5世紀後半以降は主に神職に専念することになり陰陽師の安倍晴明の師匠でもあります。