月14日、産業創造会館にて「医療少年院、鑑別所から見る今」をテーマに 6月例会を開催しました。
参加者:22名
(内、ゲスト:高校教諭 1名、キャリア教育講師 1名、学生 2名)
概 要:現在、鑑別所に勤務されるT氏から、
①どうしたら少年院に入るのか
② 鑑別所での生活、職員の仕事とは
③少年院との違い、制度上の矛盾点などについて
お話を伺いました。
基本として、少年が事件をおかすと大半は警察で放免となるケースが
多いが、中でも逃走、証拠隠滅の可能性がある場合などが鑑別所へ
鑑別所:少年の行動を1ヶ月間の生活で観察する場
↓
審 判:家に帰すか、施設または少年院に行くのかを判断をする場
↓
少年院:教育する場 1~3年 となっている。
お話を受けて、
・鑑別所の位置づけ、内容について現状のままでよいのか
(少年院は教育の場であるが、鑑別所は観察の場であり、教育・反省の
場ではない。⇒鑑別所では職員は毎日、一人ひとりの行動観察を記録
し、その結果が鑑別結果通知書として家庭裁判所に送られる)
・少年院は罰するところか、教育するところか
・制度上の矛盾についてできることは何か
(家裁調査官と鑑別所技官が同じような仕事をしている)
・少年院での教育は板金、木工、危険物取扱などの技術で良いのか、
今の社会に必要な教育とは何か。
・各施設の活動内容も地域性や環境(収容人数)、職員の技量によって
それぞれ異なる
・T氏の仕事のやりがいは何か
などの意見・質問が出されました。
感 想:退所後、社会で生きていくために社会性を身に着ける必要がありながら、入所者同士のコミュニケーションは管理上、禁止されているという矛盾点が特に印象的でした。今後は少年法の改正が予定されているとのことですが、より一層の社会性を身に着ける手立てがほしいと思います。社会に戻ったときに受け入れ先があるか、大人と信頼関係が結べるかなどによっても、そこからの人生に差が出てくるでしょう。
制度上の問題点については、各自の仕事に置き換えても、さらに議論ができるところだと思います。(6月例会幹事:S.A)