Threadsで、

病院から毒親の病状連絡を受けたけど、

かけつけないのは冷たい事なのかというような投稿を見た。


私はこの方の心情が少しはわかる。

私は、行かないという選択をしても冷たいとは思えないほうだ。

でも、一定数「後悔しないように行った方がいい」みたいな意見はあった。


デイサービスで仕事をしていた時、

高齢期に家族からどう扱われるのかは、それまでの家族との関わり方で決まるものなのだろうと思った。


ネグレクトされているっぽい利用者さんも居て、弱い立場になってからそんなふうに扱うのは卑怯な気もした。


ただ、その一部分だけを見て、

弱い立ち場だからやめてあげてというのもまた違うような気もした。


やり方は卑怯だろうけど、

もしもそれまでに親だからと一方的に酷い仕打ちを子供にしてきていたとしたのなら、相手が弱った時に仕返しをするのが1番だと思うし、私も同じように考えると思う。


結局は、関係性によるのだろう。


だから、

最期に駆けつけて貰えないのなら、

そういう関係性にしてしまったという事だと親として受け止めるべきなのだろう。


それがわからないから毒親なのだろうけど。


子供側の立ち場からすると、顔も見たくない関わりたくない親を死に際だからとこっちが無理矢理許さないと冷たいという事になるなんて、

一体全体どういうことだよ?と思うだろうと思う。


死に際だからって、

死んだからって、

それまでされてきた事が消える事などないのに、そっちが許せ?と?ってなるのは当然だと思う。


「親なんだから」

「後悔しないように」

など、親を擁護する感じの事を言う人達は、きっとそう言える状況で「家族だから」と思えるステージで生きてこれたのだろうと思う。


良かったね、そういうステージで家族として過ごせて。と思う。


私は母を毒親とは思っていない。

不自由なく育てて貰ったし、愛情も受けていたから。


ただ、

私の障がいをきっかけに妹と一緒になって手のひら返しをした事は私にとって許せる事ではなくて絶縁状態にしている。


と言っても母の住所も電話番号も知っているし、母も私のを知っていて、

連絡を取ろうと思えば状況的には出来る。妹の連絡先は知らなくて、10年近く会っていない。


私が手のひら返しをされたのも、それまでの関係性からの事だと思うから、

ある程度の身から出た錆なのだろうと受け止めている。


ただ、母と妹にも結構なおかしな要素はあるから、もし違う感覚だったとしたらこうはならなかったのかもしれない。


障がいを抱えて1人ツッパって生きるのは大変なものだから、家族に頼れたら少しは楽だったろうに。

多分性分的にそこまで頼らないけど。


私は母と妹の顔も見たくないし会いたいとも全く思わず過ごしている。

もし、この2人に何かあったとしても駆けつける気持ちもないしこの身体だし、まぁないとは思うけど会いたいとか言われたとしても応じる気持ちもない。


今は存命だからそう思うのかもしれない。存命で会わないのと他界してもう会えないのとでは違うのかもしれない。


本当にそうなったとして、

私はどう思うのだろう?と考える事は時々ある。

でも、きっとそうならないとわからないし、そうなった時に後悔したとしても、


「後悔するかもしれないけど最期だとしても関わらないという選択をする」という考えに私は至った。


それを、

他から冷たいと罵られたとしても、

そんなの知らない。

私が受けた苦しみは私にしかわからないし、それを赤の他人にどうこう言われる筋合いもない。

そして多分私を罵るとしても妹ぐらいだろう。

そんな機会すらないからないだろうけど。


私は葬儀云々も関わるつもりはない。

散々世話になった妹がすれば良い。

親に心配をかけまいとやってきた私よりも家庭裁判所にお世話になったりの妹の方が可愛かったのだろうし、

似たような波動で一緒に居て楽だったのだろう。


最期の後始末ぐらい妹がすればいいと思う。遺産についての事が心配だけど……娘が代理でたってくれるかしら。


「家族だから」と言えるステージで過ごせてきた人と、

「家族なのに」というステージで過ごしている人ではきっと感じ方が違うから、気持ちが交わる事は難しいのかもしれない。


「家族だから」と言えて良かったね、めでたいねと私は思ってしまう。


「家族なのに、『家族だから許せない』」そんな感情、知りたくなかったけどねぇ。羨ましいのかねぇ…わからない。


でも、やっぱり別に会いたくないし

会わなくて何の支障もない。

ある意味、母親を失う恐怖感を排除して貰えた事は幸運なのかもしれない?とさえ思う。


母親がとても大切だった時間は結構長くて失う事に怯えていたけど、

それを覆す程の場面があって今に至っている。


何がどうこうなんて一概には言えなくて、それぞれにストーリーがあって、

良いか悪いかなんて他がどうこう言うものではないだろうにとも思う。


冷たいと思うなら思えばいいけど、

同じ立場にたった時にも同じ事が言えるのか、体感して教えて欲しい。

きっと言えないよ。


とりあえず、黙っとけよと思う。

人の事ばかりクリアに視界くっきりに見てんじゃないよ、まずてめぇをシャンとしな?他に何か言えるあんたなのか?と思う。


今思った。

きっと、葬儀の場……火葬場とかに行ったとしたなら状況的には涙を流すと思う。雰囲気で泣くというか。


ただ、感情からの涙なのか?と言うと、どうなのだろう……。

もう二度とないという、手にできない喪失感から涙が出るのでは……?

会えないからというよりも。


私の場合、

母が憎いというのとも違うような?

なんか、そんな精神性ならもういいよ……家族契約終了しよ!みたいな、

諦め?呆れ?みたいな感じなのかな……。

妹もそうかな、元々家族じゃなければ関わりたくなかったし。

性質が好きじゃない。


父が居て何とか保っていたのかな。

それが父が他界して亀裂が入って、

私の障がいをチャンスに分裂したみたいな。


知りたくなかった事を知って、

障がいを負って、そりゃ価値観激変するよな……と、もはや笑える。

でも、まだまだ序の口なのだろうなキョロキョロ


とにかく自分の答えをしっかり持っていればいいと思う私であった。


長々とした文を読んでくださったお方、ありがとうございました。