大好きな『最後から二番目の恋』
全部観てきたこのドラマ。
ぜーんぶの内容を事細かに覚えている訳ではないけど…長倉家、本当に素敵。
脳腫瘍を抱えてきた真平。
脳幹の腫瘍…恐ろしかっただろうなと今回の放送回を観て涙した。
脳幹って生命を司る大切な部分で、
そこに腫瘍が…となったら場所によっては手術が出来ないなんて事にもなるかもしれないし、
そんな事を抱えてのMRI検査とその結果…それを何度も聞くという事だけでも堪えると思う。
私の脳腫瘍が脳幹移行部だったらしく、とにかく場所が悪いとだいぶ後から聞いた。
良性で腫瘍は取り切ってくれたようだけど、複数の後遺症でこのザマ。
正直、命はあっても中々に複雑だったりする。命があるからこそ言える事だけど、わりと生き地獄。
だから、“脳幹”というワードが私のアンテナに引っ掛かり、真平の気持ちを想像すると辛かったし、病を抱えていない人とはどうしても価値観とか色々違っちゃうよね…と勝手に共感もしていた。
前回の予告の真平夫妻の行動を観ていたら、多分腫瘍が消失して喜びの涙だろう…とは思っていたけど、観るまでは気が気でなかった。
だから、
読み通りでとてもホッとした。
脳はまだまだ解明されていない不思議な部分だから、こういう事があってもおかしくないと思う。
それに、長倉家だったから成し得た事なのかも…とも思う。
このドラマを観ると、
人間って本来そんなに悪くないもんだよな…と思うけど、現実を見ると瞬時にそのぬくぬく感は消え去る。
現代を見ていると、きっと長倉家は夢物語みたいな家族像になるのだろうなと思う。現実は残念な人間の世界。
最終回を観たくない。
ずっと観ていたいドラマ。
こんな作品を作る人間が居るんだ…と、
ちょっとホッとしたりするのは私だけなのだろうか。
真平、おめでとう。