少し前から…いつからだろう。
ネットスーパーの品物を取り込む時に、息子が自主的に手伝ってくれるようになったのは。
とりあえず、しばらく毎回手伝ってくれている。
ネットスーパー何時?と時間確認も怠らない。
自主的に学校を休んで家に居るから手伝って貰えるけど…もしかしたらそれを引け目に感じている所もあるのかも?
いや、純粋に手伝ってくれているだけだろう。よしやるぞ、と実行するのだから中々良いと思う。
難しい年頃で、基本的にはブーブー言うけど芯のところで嫌われてはいないと感じる。
長いとかまだ?とか言いつつ買い物にも付き合ってくれて、当たり前のように荷物を持ってくれて、
「これは俺の仕事だからね〜。」と言ってくれたり、つい先日、私がスリッパを履き損ねてバランスを崩したら、
後ろからガシッと支えて転倒防止をしてくれたり。
私から近寄るとキモいとか言われるけど、わりと寄ってきたりして。
親の私が離婚したり脳腫瘍になって
障がい者になってしまったり、
私が経験していない大変な事を経験させてしまっていて子供達に申し訳ない気持ちが強いけど、
ただマイナスに受け止めるでもなく
しっかり前を向いて進んでくれていることが有り難いし、凄いと思う。
変にひねくれたり曲がったりしないでくれて良かった。
息子も娘も素晴らしい
私も生を終えるまで、親として恥ずかしい背中にならないよう頑張らねば。
そして、私が居る間に子供達が気持ちを楽にして共に過ごせる存在が他に出来るといいなと思う。
いつまでもメソメソしていたら化けて出て追い回すぞと伝えてはいるけど、そうは言っても
時間はかかるよなぁ…。
キツイなんてもんじゃないし。
時間が経ってもキツイし。
その点、私はある意味恵まれているのかもしれない。母親を憎むとまではいかないようだけど、
もう自分から切り離しているから、前ほどのダメージは受けないと思う。
生きていて会わないのと、
死んで本当に会えなくなるのとではまた違うのだろうから実際どう感じるのかはわからないけど、とりあえず現時点で会いたいとは微塵も思わないし、ダメージが激減したであろう事には感謝したいぐらいだ。
今、母が今際(いまわ)の際(きわ)だとしても、それを聞いた私は何が何でも駆けつけると思えるのか自信がないし、薄情かもしれないけど無理に駆けつける事もしない気がする。
私はそこも含めて母と妹を自分から切り離す事を選んだのだと感じる。妹はさておき、母がどう思っているかは定かでないけど。