いつだったか作った栗の渋皮煮、

娘は手をつけずそのまま…。

砂糖で煮たし、後から少しブランデーも入れたからすぐには傷まないだろうけど、もうパウンドケーキに入れようと思っていた。


ケーキ用マーガリンがあったから、

適当にパウンドケーキ生地を作って焼いてしまおうと思っていた。

紙製の型が2個あったから、適当に2つ分作ってチョコを入れたものと栗を入れたもの2つにしよう指差しと。


午前中の面談は延期になってしまったし、休みだし作るか…と、珍しく居間にいた娘にケーキ作る宣言をした。


母ちゃんはパウンドケーキを作る物申す


すると、「私もやる~」とノリノリ💃


本当に適当な量で、

測りながら、それをその都度入れながら…といういい加減な作り方で作っていった。


途中、私がコルドン·ブルーでイタリアンメレンゲを手動で作らされ、メチャクチャ重い生地で腕がおかしくなりそうなのに、“ダウンしたらやり直しだぞ”と言われ必死だった時の事や、

某有名菓子メーカーの工場で働いていた時の事を話したりした。


こ…これは…母親が思い描く理想のシチュエーションじゃないかっ?と呟くと、


“前からじゃん”と娘。

確かに。


でも、年頃の子供って親を煙たがるじゃん?

と言うと、


“父親なんて、自分の娘にそういう、親を煙たがる感情があるとか全く思っていないから不思議だよね”

と言ってきた。

それは祖父も全く同じで、

どこまでも夢の世界なんだなと改めて思った。


本当はどう思われているか全くわからないなんて、めでたいね、幸せだろうね。

どうでもいいけど爆笑


適当量で適当に作って適当な温度と時間で焼いて完成したパウンドケーキ。



焼きが一番難しいから…。
切らないとどんなもんかわからないけど、パッと見は悪くない。

右が栗の渋皮煮入り。
栗に粉をまぶしてから入れたけど、
きっと底に沈んでいるのだろうな。
後で煮たシロップを染み込ませようと思っている。
ちょっとサバラン的な?

娘と探したのに見つからなかったゴムベラが途中見つかったり、
何だかワチャワチャしたけど楽しいひとときだった。

この時間は2度とないんだな、
そう考えると何とも言えない。

好きだったKANさんのご冥福をお祈りして…後で子供達とケーキを頂こう。
KANさん、次はフランス人になれるといいね指差し