昨日、これまで家族になってくれた歴代可愛こちゃん動物達のフォトブックを眺めたからなのか、

もう逢えない存在が夢に…。


可愛こちゃんのうちの誰かではなく、

父が。


場所は病院、

私は障害者ではない設定。

でも父は、どうもALSのままの設定。


父を乗せたストレッチャーを押す私、

エレベーターに乗り診察室?に辿りつき、

看護師の指示された部屋に行き、

父を診察台?に私が移動させた。


その時に、

「こんなに軽くなってしまったの…?」となんとも言えない気持ちでこの言葉を発したのをハッキリ覚えている。


父は血の気の引いた肌の色で、

何も話さなかった。

これまで何回かは夢に出てきてくれたけど、言葉を交わせた事はない。


元々、そんなに色々話す事もなかったお互いだけど、父は私を頼りにしてくれていたのだと感じる事はよくあった。


また父を心配させてしまっているのかな。

体調も良くないし、勉強も出来ていないし、デコボコっちの事でストレスが物凄くて、

ワタシ、ナンデイキテイルンダロウ…

と呟いていたのを見られていたのかしら。

だいぶシンドクて、何をする気力もない時にそう思って口に出したから…。


父さん、サーセン知らんぷり

娘、そこそこ気張りますぞ。

多分大丈夫だす、ワタシ。

コロナの野郎にだいぶやられ、

更にキツイ身体状況でやっていかねばならなくなっちまいやしたが…何とか棺桶に横たわるまでは、頑張りやす。


ストレッチャーでの移動…

看護助手をしていた時に、入浴の搬送になると中々大変だったのを思い出す。

結構キツかったから…。


浴室での介助、

服の脱ぎ着の着脱介助の状況を見て、

各部屋から患者さんを連れてくるという役目。


これが中々難しくて、

難なく車椅子で移動出来たり、

私1人で抱えられる人だったらスムーズなのだけど、

体が大きな男性患者さんや、

動けても拒否の強い患者さんだったりすると、他のスタッフに援助をお願いしたりでその分時間がかかってしまう。


でも、拒否をされるかもわからないし、

その日その時々で違うから、

それこそ臨機応変に対応して毎回入浴がそこそこの時間に終わるようには努めなければならない。


毎回緊張していたな…と、今は懐かしく思うけど、精神科だけに中々色々手強かったな…なんて思う。


友人に頼まれなければ、

きっとそこで働く事にならなかっただろうな。

なんて、何故に父の夢からこうなった…。


父は今は苦しくなくて、

自由に動き回って、

きっと伯父と楽しく話しているはず。

歴代の可愛こちゃんにも時々会って、

あの世に車があったなら、暴走している事だろう。


ALSと闘って、

意思を貫いた父は凄いと思う。


父さん、ゆっくりね~。

私はこんなんだけど、もう少し気張りまっせ。

次は何か話したいわ、父さーん。

何か言ってよー。


しかし愛犬ちゃんは夢に出てきてくれない。散々お願いしているのに。

わざとなの?なんでよぉ…。

出てきてせめて夢で触らせてよ…物申す

いけずぅ…ショボーン



あーもぅ、また喉と身体が痛いぃムキー